NEWStyle ページ26
せっかくの休日。
周りは彼氏と、やれ映画だ、やれショッピングだと大忙し、らしい。
そんな私に春なんて来るのか。
暖かくなってきたここ最近。
「あれ、こんな店あったっけ?」
家にいても心が晴れることがないから、近所をお散歩してると派手目な看板に目がいった。
「…雑貨屋さん?」
近づくと『カット、パーマ……』って書いてあった。
『NEWSTYLE』と可愛い字で書いてあるのは美容院だった。
そうだ、イメチェンでもすれば心が晴れるかもしれない!
ゆっくり扉を開けると、すんごい静か。
……やってる?
小「いらっしゃいませ」
「あ、予約してないんですけど」
加「構いませんよ、この通り、お客さんいないんで」
手「なんてったってオープンしたてなんで!君がお客さん第1号!」
「あ、そうなんですね。看板と外観がとっても可愛くて。」
小「お、まっすーやったじゃん」
増「まあ、才能しかないし?」
私の事なんて見えてないんだろうか、とっても仲良く話してる人達…
それにしても店員さんの顔面偏差値高すぎじゃない?
皆さんホストにいてもおかしくないし。
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作者名:MasMi. | 作成日時:2020年1月16日 21時