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この数時間で分かった事。
増田さんもこういうのが苦手みたい。
男「Aちゃん!!次は日本酒いこ!!」
合コンの恒例、席替え。
1番テンションの高い人がひたすら日本酒を煽る。
ふと増田さんを見ると、増田さんはこれまた男好きな女子に質問攻めにあっていて。
(あ、めっちゃ愛想笑い。)
何故か、増田さんが気になってしまう。
飲み放題もラストオーダーになって、二次会の話が出てた。
大好きなカラオケだけど、…帰ろうかな。飲みすぎたって事で。
男「まっすーも行くよな、もちろん。」
増「えー、Aちゃんは行く?」
いつの間にか名前呼びになってるのが少し嬉しかったけど。
「え、いや……」
増「えー、Aちゃん行かないなら俺も今日は帰ろっかなー。」
その一言に周りには強制的に行く方向にさせられた。
……増田さんめ……
増「…帰ろうとしてたでしょ。」
「……当たり前じゃないですか、お家でしっぽり二次会やりたかったのに。」
増「んふ。残念。」
カラオケに来るなり、またアルコールを頼んで乾杯。
もうみんな飲めないでしょってくらいべろべろ。
男「俺、Aちゃんのとーなり!」
あ、出た。日本酒をすごい進めた1番ハイテンションな男。
まじかーなんて思ってた矢先。
増「だーめ。Aちゃんの隣は俺が予約してたんだしー。」
男「おい、まっすー、ほんとかよ、Aちゃん。」
「え、いや…えっと…」
すると増田さんはアイコンタクトをした。
あ、なるほどね。
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作者名:MasMi. | 作成日時:2020年1月16日 21時