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秘密の屋上日課 ページ4

A「で?モブはなんでここに来たんだ?」



『すこし風にあたりたいなーって…
 それだけです』



A「お!それならいいところ知ってるぜ
 あー、あと敬語じゃなくていいよ」



『………でも、一応先輩ですよね』



A「敬語はなれねーんだよ!ための方が話しやすい」



『………………わかった』



A「おう!」



Aさんはニカッと笑った



不覚にも一瞬ドキッとしてしまった自分にきずかない振りをした



A「じゃあ、いこうぜ」



そういってついて行ってみると、そこは…



『上?』



それはさっきの入口の上だった



A「ここが、絶好のスポットだぜ!」



たしかに風が体を吹き抜けてとても気持ち良い



『たしかに……』



A「だろ?
 オレなんかは悩みとかあるときここにしょっちゅうきてるぜ」



『悩み…あるの?』



A「まぁ…な」



Aさんの表情がどこか寂しいように見えて



私はもっと彼のことを知りたくなった



『明日もいるの?』



A「おう!
 だいたいはここにいるぜ」



『また、きてもいい?』



A「もちろん」



『…じゃあまた明日』



A「あぁ、じゃあな」



重いドアをゆっくりと閉めて、私は廊下を走った



先生「こらー!廊下を走るな!」



そんな先生の声も今の私の耳には届くことはなかった



きっと今は自分でも驚くほど顔が緩んでいるだろう



あぁ、早く明日の放課後になってほしい…



そんなこんなで私とAさんの秘密の屋上日課が始まった

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作者名:夜空星香 | 作成日時:2018年9月16日 21時

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