登場人物Aとモブ ページ3
『………』
私はあまりの驚きに言葉を失っている最中だった
目の前には、私よりはるかに高い身長
若干黒めの肌
釣りぎみの鋭い目だが、顔は整っている
髪は短く切り揃えられている
ネクタイが青だから先輩だろうか
?「おい…
もっかいきくけどお前は誰だ」
『…あなたこそ誰ですか?』
やっと言葉が出た
?「俺か?オレは…
登場人物Aさんだ」
『は?』
私は思いもよらぬ返答に思わずマヌケな声をだしてしまった
A「名前なんていちいち名乗るのもめんどくせーよ…
手っ取り早くAの方が呼びやすいだろ?」
ボリボリと頭をかきながらめんどくさそうに答える
A「で、お前は?」
『………あなたがAさんなら私はモブです』
むきになって反論すると、
A「プッ」
A「アハッハハハハッハハハッハハハハ」
A「なんでAのかわりがモブ何だよwwww
そこはwwBだろwww」
急にAさんがお腹を抱えて笑い出した
私にはなにがそんなに面白いのかまったくわからない
A「お、お前面白いな…
お前みたいな奴初めてだ」
あれからしばらくたったが、今でも目に涙を浮かべながら、ヒーヒーと苦しそうにAさんは息をしている
A「よろしくな!モブ」
『………………………よろしくお願いします』
これが彼ことAさんとの初めての出会いだった
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作者名:夜空星香 | 作成日時:2018年9月16日 21時