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というわけでユンの故郷へ帰ってきたのだが....
ユン「なに・・・これ・・・」
その家の中はボロボロ。
山賊に入られたような有様だった。
中では頭から血を流した男性が、
物の下敷きになって横たわっている。
恐らく彼がイクスだろう。
ユンはすぐさま彼に駆け寄る。
ユン「イクス、何でっ！賊か！？」
イクス「あ...ユンくん...」
ユン「まって、今手当を...」
イクス「ごめん.....お腹空きすぎて....
....滑って転んじゃった....」
イクス「いやぁ〜、九死に一生を得ました〜」
頭に包帯を巻き、のほほんと水を飲むイクスさん。その姿に、ユンがわーわーと怒る。
うん、これはイクスさんが悪い。
当の本人は「わ〜、ユンくんの怒鳴り声だ〜」とか言って全く反省してなさそうだが。
その雰囲気を正すべく、キジャが挨拶を始めた。それに続いて他の四龍も。
そして、最後に私に目が向けられる。
ルイ「.......あ、ルイです。姉さん、ヨナの妹です。よろしくお願いします」
誰かが「軽っ！」って言った気がしたが気にしない。そんな凝った自己紹介は現在持ち合わせてません。とか考えていると、イクスがみんなを見回す。
イクス「....随分と、賑やかになりましたねぇ。
ヨナ姫様も、様々な事を経験されたようだ。
妹君とも無事再開できたようですしね」
五色に寄り添う銀色が見えたものでと言われ、
そんなことまで分かるのかと感心する。
ユン「...イクス。四龍は揃ったよ。
剣と盾って何？王とはヨナ？それとも現国王スウォン？」
イクス「....剣と盾が現れるまでには、まだ、時間がかかるみたいです。
その時が来れば、きっと分かるでしょう」
....まだ、その時では無いということか。
なら、待つしかないみたいだな。
ユン「そっか....じゃあこれからどうしようか。
剣と盾を探しに行く訳じゃ無いとすれば....」
皆それぞれ、力を高める旅だの何だのと和気藹々と話す中、ゼノが厳しい顔をする。
ゼノ「ねぇ。何でみんな本題を避けるの？
....娘さんは、四龍を集めてどうしたいんだ？」
....その言葉に、皆が息を詰まらせた。
ゼノは構わず話し続ける。
ゼノ「三人は城を追われて、生きる為戦力がいるのは分かる。でも、それから先はどうする？ずっと逃げ続けるの？」
ヨナ「......違うわ」
ゼノ「なら....王位を簒奪したスウォンを討ち、
高華国を、玉座を....取り戻そうとお考えか？」
一瞬、時が止まったような気がした。
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
おうづき . 腐人間 . - ノルアンさん、紗奈さん、コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年4月29日 13時) (レス) id: ca4c69e2da (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白いです！最新楽しみにしてます！！ (2020年4月27日 16時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
ノルアン - 面白いです！続きが気になる〜 頑張ってください！ (2020年2月21日 23時) (レス) id: 464b69dd91 (このIDを非表示/違反報告)
裏月 - 暖かいコメントありがとうございます！！更新は不定期ですが、この先も頑張っていきます！！ (2020年2月10日 17時) (レス) id: ca4c69e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おうづき . 腐人間 . | 作成日時：2020年1月26日 17時
