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私は約束通りその場所へ時間、ほぼぴったりで着いた。
やっぱり勝利くんは私より先に着いていて、いつか二人で行った買い物を思い出す。
あの頃はまだ夏で、お互いに出会ったばかりだったなぁ。
『ごめん、待った？』
「ううん、待ってないよ。
入ろ？」
変わってないなぁ、勝利くん。
容姿は変わっても、性格は変わらない。
当たり前のことなのにどうしてこんなにも嬉しいんだろう。
こじんまりしたカフェで自分の声が響きすぎず、通らなすぎずほどよい店内の静けさだ。
『勝利くん、この前はごめんね。』
「それなら、全く気にしてないから平気。
今日、話したいことは別のことなんだ。」
思わず、え？っと声が出てしまうほど予想外の展開。
てっきり、この間のことかと思っていたから。
ホッとしていたのもつかの間、それから勝利くんは何も言わずポケットからある一枚の写真を取り出して私に差し出した。
「それ、見覚えない？」
『なにこれ。』
写っていたのは私と顕嵐が私の部屋で手を繋いでいる写真だった。
「こんなことしてるとは、思わなかった。」
『違う。』
「何が違うの？
写真にはっきり写ってるじゃん。
あんなに信じていた俺が馬鹿みたいだよ。」
捨て台詞を残し、レシートの横に飲み物代を置いて足早にこの場を離れて行った。
私はただ呆然と立ち尽くすしかなく、追いかけることも、誤解を解くことも出来なかった。
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とろちゃん - もっと続きがみたい (2017年10月29日 16時) (
レス) id: bd6505d338 (このIDを非表示/違反報告)
ソルトのソルト - ものすごく面白いです!! このあとの展開気になりすぎてヤバいです!! これからもお体に気をつけて更新頑張ってください!! (2017年8月29日 21時) (レス) id: c8dfbeaa80 (このIDを非表示/違反報告)
松島愛那(プロフ) - PINKさん» やばすてぃっぱいなぽー嬉しいです！！コメントのおかげで元気がでました(笑) (2017年8月15日 12時) (レス) id: 188832a4e8 (このIDを非表示/違反報告)
PINK(プロフ) - やばすてぃっくぱいなぽーなくらいおもしろいです！低評価なんて気にしないで！ (2017年8月14日 13時) (レス) id: dccc647516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松島愛那 | 作成日時：2017年8月13日 14時
