あなたの舞台 ページ1
ドゴーーーーーーンッッッ！！
朝からえげつない爆音を目覚ましに目を開ける
んーー。この音はクレイモア地雷！
ほんの少し現実逃避しながらベットから上半身を起こすと
「ｷｬｱｰｰｰｰｰｰ！！」おっとこの声は鬱先生その次にコネシマの
「流石オレ等の鬱先生そのリアクション流石やわ〜」ウンウンと頷いている声が聞こえた。
おかしい。あいつ等の寮とは建物と運動場一つ挟んでるのに………
まぁ、パパッとポーランド仕様の軍服に着替える。
着替えて食堂に歩いて行くと途中でシャオロン隊の子に
「シャオロンさんが人気になってしまうという悪夢を見たのでシャオロンさん
のファン辞めようと思うんですけど、良いと思います?」
と聞かれた
取り敢えず「まぁ落ち着け今日も今日とてシャオロンさんは不人気だ」だと伝えると
安心したように一回礼をして立ち去って行った。
シャオロンさん人気になったらファンの子離れてくんだ、うぁ可哀想。
食堂に着くとエーミールがゾムさんの食害にあっていた私は静かに心で合掌し
さっき頼んだタコとイカの禁断の恋メロンラーメンを食べていたら
いつの間にかいたひとらんさんに蔑んだ目で見られた。解せぬ。
ひとらんさんは私を見て「Aも舌ハッピーターンだよね。」と言われた。
解せぬ。本当に解せぬ。
食べ終わり今日の予定を確認するために書記長室に向かおうとしたら
中庭でトントンさんとグルッペンさんと鬱先生と言うよくわかんないコンビが居た
丁度いいので、トントンさんに声を掛けようとしたら鬱先生が肩を震わせている
何が合ったのか聞き出そうとしたらいきなり鬱先生が
「そっそんな……トンチそんな………。」
グルッペンさんが鬱先生の肩を優しく掴み
低い声で悲しそうに諦めたように言った。
「残念ですがトントンさんはもうっ………！」
「そっそんなグルちゃんっ！」
如何にもトントンさんが死んだように演技しているが彼らが
心配そうに見つめているのはトントンさんのメガネだメガネ。
なにやってんだ………。
家の上司はろくなのが居ないおそらく提出期限の過ぎた書類から逃げようと
したらトントンさんとの戦闘が始まりメガネを壊してしまったのだろう。
哀れトントンさん。
私は大人しく昨日の仕事を片付けるために中庭を素通りし、
持ち場に着く。
ここが私が立つ舞台だ。
さぁここから台本無しでどう主役として動く?
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作者名：武力行使推奨委員 | 作成日時：2022年1月5日 21時
