よそみしないでキスをして【赤】

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かみちゃんがいないと暇になっちゃって、

大毅くんはいるけど寝てるから話しかけにくい。

………私も寝ようかな、

そう思って机に伏せようとした。





「………っ、大毅くん…？」





腕を引っ張られて目の前に映る大毅くんの顔。

大毅くんの視界に私がいる、

私だけが、映ってる。

嬉しいけどそう思うと恥ずかしくなる。





重岡「……髪の毛、」


「え？」


重岡「下ろしてるのも可愛いけど、俺は髪を１つにしてるAちゃんがええ」


「……へ、」


重岡「髪の毛変えて神ちゃんに褒められてるの見ると、その、妬いてまう…ねん、」


「………うっ、うんっ、」





嬉しかった。

ただ純粋に、私をそういうふうに見てくれてるのが嘘でも嬉しい。

顔が赤くなるのがわかると大毅くんは

目を細めて笑ってくれた。




重岡「照れてる、」


「照れるよ」






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