よそみしないでキスをして【赤】

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今日はなぜか真っ直ぐ家に帰る気がなくて

少し寄り道をしていくことにした。

向かった先は最近できたショッピングモール。

最近できたからなのか平日なのに賑わってて知り合いと会いそう。




「……この服かわいい」




モール内には私のすきなブランドも入ってて

ついつい長居してしまう。

時計を見るとかれこれ2時間経っててもう帰らなきゃ。

出口に向かう途中のカフェの中、チラっと見えたうちの学校の制服。

放課後デートかな、…いいなぁ。


はやく大毅くんと放課後デートしたいな、

そんなことばかり考えててぼーっとしてた。




「…わっ、すみません」




ちょうど角で人とぶつかってしまって咄嗟に顔を上げた。




「…っ、大毅くん、」




ぶつかった人の正体は大毅くん、




『ねえ大ちゃん、いつになったら付き合ってくれるん？
彼女とはあと少しで別れられるんやろ〜？』




大毅くんの後ろから出てきたのは他校の女の子で、

彼女と別れられるってどういうことなの？





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