039 : ゼータ・カプリコルニー ページ39
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緊張したのは電話をする前だけで
いざ電話がかかると自分でも驚くくらいスムーズに話が進んだ。
今日の夜、わざわざとりにきてくれる亮くん。
撮影って言ってたから
ドラマか映画のお仕事をしているというわけで
1番忙しい時期なのに申し訳ない気持ちになる。
わたしの家に寄るのが理由で過労で倒れたりしないよね、
しても無駄な心配をしていると
気がつけばソファの上で1人、寝てしまっていたらしい。
「…ん、今何時だ……18時か…」
スマホのバイブ音で目覚めるとしっかり寝ていて
だるかった体も少しだけラクになった。
スマホに表示されてる「亮くん」の文字
ドキドキしながら電話に出た。
『あっ、もしもし』
「もしもし」
『いま大丈夫？』
「うん。大丈夫だよ」
『実な撮影が押してて、今日中に仕事終わらなくなっちゃって、今日とり行けなくなっちゃった』
「そっ、か。わかった」
『ごめんね、わざわざ電話してくれたのに』
「お仕事はしょうがないよ。頑張ってね」
『うん、それじゃあ』
「はーい」
ブチ、と耳元で音がした後、機械音が響く。
…なに期待していたんだろう
亮くんならわたしを優先してくれるって
そんなこと少しでも考えていた自分がバカバカしくなる
相手は俳優さん。
いつ仕事が終わるかもわかんないのに
なんでこんなに舞い上がれるんだろう
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みるく(プロフ) - 続きまってます😭 (2月23日 0時) (
レス) id: 831d9c5ab9 (このIDを非表示/違反報告)
梨菜(プロフ) - この作品大好きなので、連載またしてくれて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年6月1日 23時) (レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ(プロフ) - また、吉沢君の小説を書いてくださりとても嬉しいです！更新頑張って下さい！ (2018年10月5日 8時) (レス) id: 7c0cec81f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花霞
| 作成日時：2018年10月4日 21時
