030 : ギェナー ページ30
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それからいろんな話をした。
今まで会えなかった分を埋めるように夢中になって、
やっぱり亮くんのことが好きだと確信した時間だった。
この時間がずっと続けばいいのに、
『そういえば、同窓会のお知らせ来た？』
「きたよ」
『Aちゃん行く？』
「うーん、考え中なんだよね。
いま忙しくなってるし、行っても仲良い子いないし」
『そっか。Aちゃんの周りの子みんな地方行ったんだっけ』
「うん。連絡したけど今回も行けないって」
高校時代、芸能科もあるのに
芸能人に興味を示さずに仲良くしてくれた子たちは
みんな頭が良くて地方に行ってる。
仕事の状況を連絡しあっても
充実してて、楽しそうで羨ましい。
私だけが置いていかれたような気持ちになって
それが無性に寂しくて、一時期は先輩に止められるまで
ずっと仕事をしていた気がする。
「亮くんも忙しくてそれどころじゃないよね」
『いや、…Aちゃんが行くなら行きたい』
「私が行くならって、」
『特に会いたい人いるわけじゃないけど
Aちゃんに会う口実になるなら絶対行く』
「な…っ、」
思考が停止する私を見て楽しそうに笑ってる。
絶対嘘だ。
亮くんがいまさら、私の相手をするわけない。
『嘘じゃないよ、本心だからね』
亮くんにはなんでもお見通しらしい。
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みるく(プロフ) - 続きまってます😭 (2月23日 0時) (
レス) id: 831d9c5ab9 (このIDを非表示/違反報告)
梨菜(プロフ) - この作品大好きなので、連載またしてくれて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年6月1日 23時) (レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ(プロフ) - また、吉沢君の小説を書いてくださりとても嬉しいです！更新頑張って下さい！ (2018年10月5日 8時) (レス) id: 7c0cec81f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花霞
| 作成日時：2018年10月4日 21時
