�� ページ26
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私の抵抗も虚しく、三浦さんの一言で大人しくなる。
先輩方の視線が私に刺さるなか、
私の隣に並んだ祐一が口を開いた。
柏木「数週間前まで付き合っていたんです」
「……言っちゃった、」
黒木さんたちの戸惑いの声が頭の中で連鎖していて
黒木さんの大切なウエディング企画の第一歩を
ものすごい勢いで邪魔してる気がする。
柏木「まぁ、僕が振られたんですけど」
「それ言う！？」
柏木「言う、事実だし」
三浦「高野ちゃん、あんた王子を振ったの！？」
奥園「超スクープ！！」
柏木「王子？」
「いや、振ったというか、振らざるを得なかったというか…」
語尾がどんどん小さくなる。
振った理由の詳しいことは祐一には言えてない。
言ったらきっと祐一が傷つく。
傷ついて、我慢するのは私だけでいい。
今まで我慢してた祐一には幸せになってほしいから。
三浦「今、会社の女全員敵に回したよ」
「そんな気はします…」
柏木「振られた理由は見当がつくんですけどね、」
「え？」
祐一の言葉で血の気が引いた。
見当がつくって、でもバレてるわけない。
「そ、そんなことより！祐一！」
柏木「ん？」
「黒木さんってすごく素敵だと思うよね？
私なんか引きずるより
黒木さんみたいな大人な女性とか好きになりなよ、ね！？」
柏木「そうだね、」
黒木「高野ちゃん！」
「はいっ、」
黒木「柏木さんと少し、話してきなよ」
怖くて合わせられなかった視線を
黒木さんの言葉に驚いて思わずあわせてしまった。
黒木さんはびっくりするくらい優しい顔をしていて
なんでかわからないけど泣きそうになる。
黒木さんは私のところにゆっくりと近づいてきて
私の耳元で優しい声が聞こえてきた。
黒木「まだ好きなんでしょ？
私なんか気にしないで、ちゃんと話した方がいい。
高野ちゃんはまだ間に合うから」
「黒木さん…」
黒木「泣きそうな顔しないの。編集長には私が言っておくから！」
「ありがとうございます、」
まったく、いい先輩を持ったなぁ…わたし。
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nori(プロフ) - うわぁあ梶さん出てきてびびったぁあ！！！！まさかの梶さんじゃん、このお話し好き (2022年8月21日 10時) (
レス) @page12 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 梶くーん/// (2019年2月12日 1時) (レス) id: 15193e5803 (このIDを非表示/違反報告)
かりまろ(プロフ) - ページ19の、情処不安定ってやつ、情緒不安定の間違いだと思われます！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: ebc876dcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - いつでもいいです！楽しみにしてます！ (2018年8月31日 8時) (レス) id: 4c867c1167 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ページ45に関してなんかすみませんでした。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 次の物語からいよいよラストなんですね。 これから楽しみです。 (2018年8月31日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花霞
| 作成日時：2018年7月10日 9時
