続 橙 × 緑 ページ38
緑side
少し狭い空間の中。
まるの背中だけが遠くに見える。
叫んでも叫んでもまるはこっちを振り向こうとせえへん。
なあ、まる。
俺ってこんなにも寂しがりやったんかなあ。
どんどん小さくなっていくまるの背中みたいに俺の心もどんどん小さくなってって
心の隅におった真っ黒なもんが心におれやんくなって飛び出す。
そいつはまるの背中に飛びついて、そのまま消えてった。
__________________
黄『、くら。おおくら？』
緑「んぁ...亮、ちゃん？」
黄『なんや悪い夢でも見たんか？』
緑「なんで？」
黄『泣いとるから。』
亮ちゃんの手が俺の頬を撫でる。
確かに俺の頬は濡れとって、服には涙の跡がついとった。
黄『まるとなんかあったんやろ？聞いたるから話してみ。』
緑「、まるは俺と付き合っとって幸せ、なんかな？」
緑「俺な自信ないねん。まるを幸せにしとる自信ない、」
亮ちゃんは何も言わんと俺の話をゆっくりと聞いてくれた。
全部言いたいこと言うてすっきりした時
黄『よし、これで大丈夫やな！』
急に立ち上がってそう言うた亮ちゃん。
何が何だかわからん俺はぽかんと口を開けて亮ちゃんを見つめるしかなかった。
黄『章ちゃん、入ってもええで！』
緑「やす？なんでやすが、」
なんでやすがおるんって言おうとした口を瞬間で閉じた。
ドアが開いてそこから出てきたんは紛れもない、俺の愛しい人やったから。
緑「なんで、まるがここに、」
青『最近大倉元気なさそうやったからな、ちょっとしたサプライズやでっ』
やすは亮ちゃんを手招きして呼ぶとそのまま亮ちゃんとどっかに行ってった。
今、まると二人きりの時間。
話したいことは山ほどあるのに口に出せない。
口に出すと心の真っ黒いもんが出てきそうで怖い。
ひとりで下を向きながらそんなことを考えとったら気づけば俺はまるの腕の中に収まっとった。
緑「ま、まる？」
橙『ええから。もうちょっとこのまま。』
それだけ言うとまるは俺の頭を優しく撫でた。
その優しい手に悲しくなった訳でもないのに
涙が止まらんくて、まるの腕の中で年齢関係なく大泣きした。
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綜良(プロフ) - 蒼乃碧さん» 遅くなりましたが、この次のシリーズで書かせていただきました！まだでしたらどうか読んでいただけたら幸いです。リクエストありがとうございました！！ (2018年10月8日 19時) (
レス) id: e12e174c8a (このIDを非表示/違反報告)
綜良(プロフ) - すてぃふさん» 遅くなりましたが、この次のシリーズで書かせていただきました！まだでしたらどうか読んでいただけたら幸いです。リクエストありがとうございました！！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: e12e174c8a (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストですがドSの紫×Sの黒で設定がSの黒さんが段々とドMになっていくのが見たいです。何でもありの激しい裏ありで宜しくお願いします。 (2018年9月5日 8時) (レス) id: 3e1dada3c7 (このIDを非表示/違反報告)
テレ - ありがとうございましたぁ(^-^)ゝ゛ (2018年9月4日 13時) (レス) id: 49338a3e48 (このIDを非表示/違反報告)
綜良(プロフ) - テレさん» かなりリクエストと違う内容になってしまいましたがいかがでしたでしょうか、、？リクエストありがとうございました！またよろしくお願いします！ (2018年9月2日 23時) (レス) id: e12e174c8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綜良 | 作成日時：2018年6月9日 19時
