誰かタイトル教えろください【夏油傑】【呪術廻戦】

本当の未来。 ページ7

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夏「………そっか、あれはそういう意味だったんだ」


『ぐずっ…
へ…？あれって…？ズズッ』


夏「……”話さないんじゃなくて話せない”って言っていただろう？
話してしまったら未来が変わってしまうかもしれないもんね…」


『あー、うん、そうなんだよねぇ…ズッ…
もし何かが変わって傑がどこかへ行っちゃったら嫌だもん…
私超頑張ったよ…ズズズッ』





傑は眉毛を八の字にして私の涙と鼻水をティッシュで拭いてくれた。可愛いねその顔。


せっかく冷やしたのにまた泣いちゃった…話しながら今までのこと全部思い出したら勝手に出てきたんだもん…








夏「……夢の通りだったら、私は今ここにいないんだね」

『……うん』

夏「……ありがとう、A…」



『うん………

……え？す、傑…泣いてる…？』



夏「………やっぱり、私には君だけだなぁって改めて思ったら…」






眉間に皺を寄せてポロポロと涙を流す傑はなんだか可愛らしくて胸がキューーってなった。


思わず抱き締めるとそれに応えるように傑も私を抱き締めた。

……良かった、本当に良かった。











『……私も、傑だけだよ。傑のことだからこんなに頑張ったんだよ』


夏「うん…」


『…生きててくれて……隣にいてくれて…ありがとう…っ』


夏「…うん……っ」








その後はもう、二人でワンワン泣いて、涙を拭きあって、お互いの存在を確かめるように抱き締め合って………









……運命の日、2017年12月24日。
全てはこの日の為にあった。





そしてその先、2017年12月25日を迎えた今、

私は、傑と一緒に”本当の未来”へ行く。

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