トイレまで着いて行きたい。 ページ7
『私、今日はすっごくすっごく甘えたい日だったんだよ。それなのに傑は仕事仕事〜って冷たくするから』
夏「うん、ごめんね…次からはあまり仕事を持ち帰らないようにするよ」
『いや、それで帰り遅くなられても嫌なので今まで通りで大丈夫です。私が程よく我慢します』
夏「……悟に電話かけない?」
『かけません!!誓います!!』
夏「分かった、ならそうする」
『お風呂だって一緒に入りたかったし、ちゃんと話聞いてくれないの嫌だったし、今日1回もちゅーしてない!!』
夏「………フッ、うん、ごめんなさい」
『何笑っとんじゃあぁぁ!!』
夏「だって…ふふ、可愛すぎるんだもん」
『こちとら真剣なんじゃボケェ!!』
ポカスカと傑の胸を叩くと、顔を上げられて深い口付けが落ちてきた。
そして傑の手が私の後頭部にまわった…と思ったら、冷たっ!と言いながらすぐに離された。
え、何事。
夏「髪…やっぱりちゃんと乾かさなかっただろ」
『え?乾かしたってー』
夏「乾いてない。濡れてるまま夜風にあたったから冷たくなっちゃってる」
えー?乾かしたのにー、って言いながら髪に指を通したらめちゃくちゃ冷たかった。ハイスミマセンデシタ。
夏「身体もこんなに冷えちゃってるし…
もう1回お風呂入る?私と一緒に」
『入る!!!』
という感じで結局一緒にお風呂に入りました。
今日はもう、朝まで片時も離れたくない!!トイレまでついて行ってやる!!って勢いでずっとくっついてたらトイレは流石に引き剥がされた。えーんえーん。
『早くこっち来て!!!』
夏「ハイハイ」
『ハイは1回!!!』
夏「ハーイ」
傑がベッドに入り込んだ瞬間を見計らってギューッと抱きつく。
『傑大好き本当に大好き愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる』
夏「怖いな」
『確かに』
夏「でも、私もそれくらい君を愛してるよ」
『キャッ!愛してるだって!キャッ!』
夏「ふふ」
かれこれ付き合ってから……何年経ったんだ?
高3くらいからだから…えっ、10年くらい!?
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村人C - いうじくん優しいぃ流石主人公ぅぅ (2022年7月4日 20時) (レス) @page50 id: 03e51dbe01 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 凛愛さん» レスありがとうございます!!【M-1に出たい。】にあります! (2021年8月23日 5時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - mooさん» 探偵のあらすじ…自分で書いた作品のくせに、どこだろうって探しました…どこだろう…()とにかくありがとうございます!!!!(?) (2021年8月22日 20時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 探偵のあらすじがめちゃくちゃ面白かったです! (2021年7月29日 12時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - うらにわさん» いえーーーい!!!!次のタイトルは‥‥あちらでのお楽しみヽ(^o^) (2021年4月2日 23時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛愛 | 作成日時:2021年3月6日 20時