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可愛いのは。 ページ6

いつの間に後ろにいたんだろう。
全然気が付かなかった。




『お仕事終わったの?』

夏「うん、後は明日行ってからやろうと思ってね」

『お風呂入った?』

夏「いや、これから入るよ」

『そっか』

夏「うん」




傑はブランケットで私を包んだままベランダの窓を閉めた。
そして一度ギューッと抱きしめるとそのまま背後のベッドへ腰かけた。




『傑?どうしたの?』


夏「……私が冷たくしたから?」

『え?』


夏「私が素っ気なくしたから…だから、悟に電話かけたの?」


『!』





……電話してる時からいたのか。
どの辺から居たんだろう…傑が構ってくれない!とか、我慢すれば万事解決!とかめっちゃ喋ってたんだけど。




『……それもあるけど……かけたのはポン太のこととかも聞きたかったから』


夏「……他には」


『えっと……途中からはずっと傑の文句…というか、傑のことを言ってマシタ…』





なんか誤魔化せる雰囲気じゃなかったから正直に答えた。
だって、なんかめちゃめちゃショボーンってしてるんだもん!!




夏「……そっか、ごめんね」


『いや、私が悪いよ…傑お仕事してたのに邪魔したし…』


夏「でも…君より仕事を優先してしまった。
その結果、君は悟に電話をかけた」


『うん、まぁ…そうですね?』



夏「……ねぇ、なんで悟なの。硝子でいいじゃん」


『……んふ、嫉妬?』


夏「嫉妬だよ。めちゃくちゃ嫉妬してる。
あんな可愛い声でおやすみ!とか言ってるし」


『私はなんでも可愛いからね、それは仕方ないよ』


夏「仕方ないで済まない可愛さなんだから気をつけて欲しいな」


『たかが五条だよ?』

夏「……悟だって男だろ。男は全員ダメだ」

『んふふふ、傑可愛い〜』

夏「可愛いのは君だって何度言えば分かるのかな」

『傑も可愛いの!!』





後ろから抱きしめられていたので、向きを変えて正面からしがみつくように抱きついた。
んーーやっぱり傑大好き!!

傑の首元に顔を埋めると、必死に押さえつけてた甘えたい気分が一気に込み上げてくるのが分かった。

トイレまで着いて行きたい。→←いつもとは。



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設定タグ:夏油傑 , 呪術廻戦 , 五条悟
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村人C - いうじくん優しいぃ流石主人公ぅぅ (2022年7月4日 20時) (レス) @page50 id: 03e51dbe01 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 凛愛さん» レスありがとうございます!!【M-1に出たい。】にあります! (2021年8月23日 5時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - mooさん» 探偵のあらすじ…自分で書いた作品のくせに、どこだろうって探しました…どこだろう…()とにかくありがとうございます!!!!(?) (2021年8月22日 20時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 探偵のあらすじがめちゃくちゃ面白かったです! (2021年7月29日 12時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - うらにわさん» いえーーーい!!!!次のタイトルは‥‥あちらでのお楽しみヽ(^o^) (2021年4月2日 23時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛愛 | 作成日時:2021年3月6日 20時

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