誰かタイトル考えてごらん【夏油傑】【呪術廻戦】

ホラー映画の定番パターン。 ページ42

───交通機関を乗り換え乗り換え、到着しました廃病院です！

えー、どうやらこちら有名な心霊スポットらしく、チラホラとガキ共の姿が見受けられます。
不法侵入！不法侵入！




『ねー、ここって何が出るの？』

「うわっ！？び、びっくりした…誰？」

『通りすがりの綺麗なお姉さん。
で？何が出るって噂なの？』



チャリでたむろってた高校生たちに聞いてみた。
どうやら人を食べる化け物が出るらしい。なんじゃそりゃ。





『へー、人って美味いんかなぁ』

「え、何言ってんのお姉さん…こっわ…」

『人喰いが出るなら尚更来たらダメでしょ、死にたいんか？ワレェ』

「いや、だって面白そうじゃん？な！」



うんうん、と頷くガキ共。これだから何も知らねぇガキは！！そういう奴らに限ってホラー映画だと真っ先にやられるんだからな！！



『もうおうち帰んなさいよー。ここ、まじでいるし、なんなら今私たちが立ってるここもやばい』

「えっ？」

『死にたくなきゃ帰れ〜』

「いや、でも…」


『でもじゃない。ていうかあんた達〇〇高校でしょ？さっきそこの先生たちが見回りしてんの見たよ』


「え！？やっべ、帰ろうぜ！！」





何がやばいか知らんしテキトーに言ったけど帰ってくれたから良かった！私ってやっぱり頭良い！



『さーて…やりますかぁ……』




と、その前に傑に電話しよ☆
安否確認しないと……



夏〈もしもしA？〉

『すぐたん！！！生きてる！？無事！？』

夏〈生きてるよ。どうかしたの？〉

『すぐたんが心配で心配で心配で心配で』

夏〈ふふ、今日は生徒たちの呪術実習に着いてくだけだし大丈夫だよ〉


『でも…離れてるから…せっかくイブなのに……』

夏〈なら、すぐに終わらせて帰ってきて？私も早く君に会いたい〉

『ウッ…好き……』

夏〈私も好きだよ。今日はご馳走作って待ってるね〉

『私の嫁最高すぎ』

夏〈嫁は君だろう？無理しないように頑張ってね〉

『うん！！しゅきしゅきちゅっちゅ！！！』

夏〈終わったらまた連絡して？〉

『はーい！！！！！』




元気出た！！超元気出た！！
今からやれば…そうだな、夕方には終わるかな！！



『よーし！！Aちゃん頑張っちゃうぞー！！』



傑も大丈夫そうだし、私も大丈夫だし！！
よし！！大丈夫だな！！！









………と、余裕をぶっこいていたのが良くなかったんでしょうね、うん。

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