誰かタイトル考えてごらん【夏油傑】【呪術廻戦】

さっきまでアートだったんです！ ページ49

───『君、ジェット機かなんかなの？
首もげたんですけど』


「いや、だって急いでるっぽかったし…」





歩いたら15分くらいかかる駅に3分で着いたんですけど何事？
この子マジでジェット機だろ。人間ジェット機。

呪力は感じないし、パンピー……だよね？やばくね？怖。





『いやぁ、ありがとね！君は命のオンジンダー。
ほら、お駄賃をあげようねぇ…僕お名前は？』


「どこぞの親戚のばあちゃんかよ……
ってやっべ！！俺買い出し中だった！！！」


『えっ』

「ごめんお姉さん！そこの改札入れば東京行きだから！！」

『えっちょっと待って』

「なんかあったら駅員さんに聞いて！！」

『ちょちょちょ！！おい待て小僧！！名前は！！！！』

「じゃあな！！気をつけてな！！」

『名前えぇぇぇぇええ！！！！！！』






「……い──うじ！！！！！」






『………いうじ？』





じゃあなー！！って手を振りながら光の速さで消えた彼の残像から聞こえたのは”いうじ”だった。


ありがとう、いうじくん。君のことは忘れない。





『さて帰るかー』



新幹線間に合って良かった！イェイイェイ！









───夏「A、なんでそんなに血だらけなのかな？」



『フッ、全部敵の返り血だぜ。

……と言いたいところですがほぼ自分の血ですゴメンナサイスミマセン申し訳ゴザイマセンデシタ』





無事に到着しましたので駅で待ってた車に乗り込みました。


うちのダーリン、顔は笑ってるけど目は笑ってません。

出た…！！恐怖のブラックスマイルだ…！！






夏「よくその格好で普通に帰ってこれたね…」


『駅員さんに声掛けられたけど、
”あ！自分美術専攻の大学生で！さっきまでアートだったんです！”って言ったら通してくれたよ』






さっきまでアートだったんです！って何？
自分で言ったけど。

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