誰かタイトル思いついた？【夏油傑】【呪術廻戦】

その香水のせいだよ。 ページ2

───『どこの馬の骨じゃ！！祓ってやるううう！！』




いつものように抱っこしてもらったら不意に知らない匂いが鼻を掠めた。

これはたぶん香水...夏油もたまにつけてるけどこんな匂いじゃない。

頬をムニーッと掴むと夏油は困ったように眉毛を八の字にした。ヴッ...可愛い...



夏「ははふはは、ひひほははひへふへ。
［話すから、一度離してくれ］」


『え！？なんだって！？ちゃんと喋ってよ！！』



って言ったら頭チョップされた。なんでやねん！！



夏「頬を掴まれたままだと話せる訳が無いだろう、馬鹿」

『あー！！馬鹿って言ったー！！！』




ギャーギャー騒いでたら唇をガブッと食べられた。

そして一言、”うるさい”。

……ギュン。





夏「.......学校で女の子に絡まれてね、少し腕に触れられてしまったんだ。
キツい匂いの香水をつけてるみたいだったから移ってしまったんだと思う」


『はよ洗濯機ぶち込め！』

夏「分かったよ...ついてきてくれるかい？」

『うむ』






夏油に手を引かれて洗面所へ。
着いた途端夏油は私の前に屈んで、脱がせて、と言ってきた。え？



夏「私がいつまでもほかの女の匂いを纏っているのは嫌だろう？
だから君が脱がせてくれないか」


『...傑ちゃん自分で脱げるでちょ』

夏「脱げない」

『え？いや...「脱げない」』





笑顔の圧力に負け、そっと夏油の着ていたシャツのボタンに手をかけた。
うわぁ...なんか凄く良くないことをしている気分......

全てのボタンを外し、シャツを取った。

そして洗濯機にドーン！！





『よし！終わり！』

夏「まだだよ」

『え？』


夏「インナーにも匂いが移ってしまったみたいだ。
一体何の香水を使っているんだろうね」





やれやれ、なんて言って退ける夏油からはもう香水の匂いはしない。

こいつ...ただ単に私にやらせて面白がってるな！？

泣きそうだし吐きそうだし鼻血も出そう。→←【作者から】

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