誰かタイトル考えろください【夏油傑】【呪術廻戦】

なかったやんそんなん。※ ページ28

更に強く抱きしめられ、夏油の心臓の音が聞こえる。あぁ、生きてるなぁ…良かったなぁ…



『……このままずっと、私のそばにいてね』

夏「……嫌だと言われてもいるよ。もう、そういう次元なんだ」

『そういう次元…？』

夏「どんなに嫌がられても、逃げられても、私が君を離すことはないよ」

『ワーそれは良かった』



ん？良かったのか？まぁいいや。今言質とったし、これである意味夏油も私から逃げられないぞ。ぐへへ。



夏「……ここまで言っても、伝わらないのかな」

『え？』

夏「それともわざと知らないフリしてるの？」

『え、なになに何が何が』

夏「……A、私は君のことが好きだよ」

『え、うん、ありがとう。私も夏油のこと好きだよ』

夏「それは友達として？」

『友達としてもだし、その…えっと…』



あれ？まさか誘導尋問？気付けば告ろうとしてるんだが。
ま、まだそんなつもりないのに！！ハズカチイ！！



『…あっ、あ〜なんだか眠くなってきたなぁ〜

…もう寝よっか！ねっ！げと…うっ！？』



顔を上げた瞬間、唇に柔らかい感触。
……何が起きた。一体、何が。
何秒、何分が経ってもこの唇の感触は離れようとしない。むしろ味わうかのように啄まれる。私は、動けない。

気付けば夏油が私に覆いかぶさり、見下ろしている。



夏「………A」

『っ…』



耳元で囁かれた私の名前は、本当にこれ私の名前か？ってくらい色っぽく聞こえた。やばい、妊娠する。生まれる。鼻から出てくるって。



夏「……余計なこと考えるな」

『…何故バレた…』

夏「私だけに、集中しろ」

『……っはい…』



命令口調ずるくない？夏油様って呼ぼっかな。なんて、また余計なことを考えていたら顔を大きな手で包まれ、効果音をつけるなら、そう、ぶっちゅうううううって感じのちゅーをされた。息を吸おうと開けた口には舌が入り込み、逃がすまいと私の舌を器用に絡めとる。



『…はっ…げと…っげと…う』

夏「……傑」

『すぐ…っるぅ…ふぁ』

夏「…好きだよA…愛してる…」



静かな旅館の一室で響く夏油の声が私の頭の中を支配する。私も好き、愛してる、返したいのに降り注ぐキスの嵐のせいで言葉が紡げない。お酒にでも酔ったかのような感覚のまま、私の意識はゆっくりと薄れていく。

……予知夢にこんなの無かったやん…キャパオーバー…

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