誰かタイトル考えろください【夏油傑】【呪術廻戦】

フシダラってなに。 ページ27

そっち？そっちって何だ。そっちってもしかしてそっち？



夏「やっぱり駄目…かな」

『……エ、エット、イ、イイヨ…？』

夏「…じゃあ、失礼するよ」



夏油が自分の布団から出て私の布団に入ってきた。一応少し横にズレたけど目線は変えられない。
天井、私は君だけを見てるよ。でも夏油は私を見てるよ。なんで？なんで？



『心臓鼻から出るって』

夏「鼻からはあまり聞いたことがないな」



握りこぶしより少し大きい心臓鼻から出るって。てか近いって。彫刻顔がすぐそばだよ。



『…げ、夏油、急にドウシタノ？』

夏「……私との約束覚えてる？」

『ヤクソク』



覚えてる。というか思い出した。男に気安く触られんじゃねぇぶっ飛ばすぞってヤツだ。
やっべ、五条にメイクしてもらった話は禁句だったっぽい。



『…で、でも今回はメイクだし！？』

夏「硝子にやってもらえば良かったんじゃない？」

『五条があまりにもやりたがったから…』

夏「悟のことなんて気にしなくていいんだよ。
そもそも、元から可愛いのにそんなに可愛くする必要はあるかな」

『……だって、夏油とのデートだもん』

夏「……それはずるいな」



天井を見ていた視線は自然と下に落ちていく。気分も一緒に落ちていく。
なんだよなんだよっ、夏油の為に可愛くしたのにさっ、元から可愛いけど可愛くしたのにさっ。



夏「…A」

『…なーに』

夏「…こっち、向いて」

『…やだです』

夏「…お願い」

『………』



渋々夏油の方に身体を向けるとすぐに逞しい腕に抱き寄せられた。ヒエエ、若い男女が布団の中で抱きしめ合ってるうう。



『フシダラだ！！！！』

夏「ムード」

『フシダラって何？』

夏「少し黙ろっか」

『うぐっ』

なかったやんそんなん。※→←アイス食べたい。

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