検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:20,316 hit

ページ7

『あのね、夏油。』

「ん、何?」



『…私、夏油のことが好き。初めて会った時からずっと。』





あんなに緊張していたはずなのにあっさりと出た言葉に自分自身、少し驚いている。

…でも、いい。どんな結果になったとしても、好きだという気持ちは言えたもん勝ちだ。
言わなきゃ良かったなんて、私は絶対思わない。






「……A。」

『…うん。』

「……私も、Aのことが好きだよ。」

『………え?』


「初めて会った時から、私もずっと君のことが好きだ。」






膝の上でつくっていた握りこぶしをゆっくりと解かれ、そっと握られる。

真っ直ぐに合わせた視線には一切の揺らぎもない。





「…本当は全部私から言いたかったけど、せめてこれだけは言わせて。……私と付き合ってください。」


『……っ、はい…』





ずっと包まれたかった彼の大きな身体に抱きしめられ、初めてのキスをする。



プレゼントを貰ったのはもはや私の方なんじゃないか、そんなことを思ってしまうほど幸せで、甘い夜だった。








──「…ねぇ、A。今日の格好は誰の入れ知恵?」

『……五条だよ。五条が、夏油はこういうのが好みだって教えてくれたの。』


「……」

『どうかした?』


「……それ、悟の好みだよ。私の好みとは別。」

『…え?』



「……私の好みはこれからじっくり教えてあげる。

…ね、もう一度キスしてもいいかい?」



『……うん、してほしい。』





温かな手が頬に添えられて、唇が触れる。



こんな夢みたいなことが起きた、今日、2月3日は彼の誕生日。


……私と彼が、結ばれた日。

う→←で



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:夏油傑 , 五条悟 , 呪術廻戦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おかかのおにぎり(プロフ) - きゃあああ、、、好き😵‍💫💗 (2022年2月4日 8時) (レス) @page9 id: bb984743a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜風@常に眠い(プロフ) - ん"ぁぁってなりました最高です… (2022年2月4日 3時) (レス) @page9 id: 9708a22072 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - スキデス……🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️💕 (2022年2月4日 1時) (レス) @page9 id: b06c181ae7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凛愛 | 作成日時:2022年2月4日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。