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18話☆ ページ21

かるはside

ナ「次は‥‥?かるはちゃんですわ」

ナオミちゃんにマイクを渡される

太「そういえば、かるはさんって歌上手いのかい?」

敦「そういえば、聴いたことないですね」

前奏が流れ出した

か「梅雨が明けるまであと、どれくらい?♪
まだ、紫陽花の光る朝。君の愚痴〜」

皆「((‥う、上手い!?!!))」←

とりあえず、全部歌い終わったー

フウと息をついて、次の人にマイクを渡そうとした時

皆が僕を呆然と見ていた

も、もしかしてとんでもなく下手だった!?←

か「‥‥そ、そりゃ下手だって事は知ってたけど‥‥そ、そんなに酷かったですか!?」

ナ「‥いや、むしろその逆ですわ」

か「え?」

国「お前…歌を歌う方が仕事の方が向いてるんじゃないのか?」

江「すっごい上手い‥‥」

もしかして誉められてるのか?

何だか、久しぶりに誉められてむず痒い気持ちになる

ずっと、馬鹿だったから親からは余り必要とされていないような扱いを受けてきた僕だったが
何だか、嬉しくて笑みが溢れてしまう

か「えへへ///」

そう言うと、ナオミちゃんや与謝野先生が頭を撫でてくれた。

暖かい

皆、家族みたいに優しくしてくれる

探偵社に来て良かったと改めて実感した

か「っと___。そういえば、美緒は?」

与「そういや、見てないねェ」

すると、左手のピエロが喋りだした

『主が歌っている最中。何処かへ行くのを見ました!』

か「何処か?」

『ナメクジとやらに連れて行かれたようです!』

ナメクジ‥‥

ナメ‥‥

か「アイツかぁぁあああッッッ!!!!」

急いで、隣のカラオケボックスの中に入ろうとした

か「あ、あれ?開かない?」

何回、押しても引いても扉が開かない

まさか‥重力使いだから、重力で扉を開かないようにしたとか??

か「どうしよう‥美緒がぁ‥‥う、うわぁぁん(泣)」

『ハッ!主!泣かないで下さい!そうだ!今こそ『嘲笑ピエロ』を使いましょ!』

か「でも、『嘲笑ピエロ』って制限効かないから危ないじゃん(泣」

『そうですね。本気出せば指一本で地球が壊せます』

え、そなの?←

『ですが、慣れればかなり便利な代物です!
今まで、主は力を入れすぎただけなのです!』

『落ち着いてやってみてください』

落ち着いて‥‥

フウと息をついて、扉の前に手をかざす

か「『嘲笑ピエロ』」

そう言うと、ピエロが巨大化し、扉をトントンと軽くノックした瞬間

扉がスーっと開いた

僕はそのまま、部屋の中に入った

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作者名:山菜桜&山菜かるは | 作成日時:2017年12月2日 19時

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