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1話☆ ページ3

かるはside

それは、突如として、起きた

いつも過ごすように、普段通りの暮らしをしていたはずだった。

高校に、行って大好きな親友の美緒とたわいもない話で笑って、帰って寝て‥‥

起きたら、何処か分からない場所だった。

レンガ造りの建物が沢山並んでいる。

どこ、ここ?

近所にこんなとこあったっけ!?

周りには、人1人いない。

ただ、僕が1人この世界に取り残されてしまったような不安が募っていく。

こんな時に美緒がいれば‥‥

怖くなって、辺りを見渡したって誰もいない。

どうしてだろう。

いつも通り美緒と、話して、笑って、そんな生活を送るはずだったのに。

いつだって、そうだ。

僕の心の支えになってくれる大切な人は、いつも気づけば僕の前から消えている

自然と涙が溢れて、気づけば1人誰もいないレンガ造りの町を歩いていた。

ずっと、泣きながら歩いていると行き止まりになった。

そっと、その場所を見ると『遊楽ノ園』という看板が掛かった店のような場所だった。

いく場所なんて何処にもないので、その店のドアを押した。

中は薄暗くて、多分もうこの店は使われていないんだろうと思った

か「‥‥玩具屋かな?」

古びたからくり時計や、可愛らしい人形が棚に沢山置かれている。

その棚を見ていくと、ただ1つ。

ショーケースの中に入った不気味な ピエロの人形が置かれていた。

か「え!?キモ‥‥」←

そう言った瞬間

ピエロの人形からカタカタと気味の悪い笑い声と共にショーケースを壊して僕の首に飛び付いてきた

か「‥‥うっ」

首を締められて呼吸が出来なくなってくる。

苦しい‥‥

僕、開始1話目から死ぬのかな?←

美緒‥‥

最後に美緒に会いたかったな‥‥

意識が遠のく中、先ほど閉めた店の扉が開いた

?「っ!?お前は‥‥」

綺麗な顔立ちの少年がピエロを見た瞬間

僕は少年の手足が虎の様な形に変わっていくのを見た。

1.5話○→←設定〇



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作者名:山菜桜&山菜かるは | 作成日時:2017年12月2日 19時

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