うららかなこの日 ページ5
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そんな美術室の窓を覆うようにサクラの花が美しく咲き誇っている
この場所は学校の春夏秋冬をスクリーンのように眺めることができた
放課後になると、Aは窓際の特等席からこの景色を見ることが好きだった
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今から一年程前
Aが高校二年の夏、初夏
梅雨のどんよりとした灰色の空が嘘のように快晴が続き、とうとう鳴き出したクマゼミの雄叫びを聞きながらAは職員室に向かっていた
期末テスト真っ只中の一週間、夏休みが懸かるこのテストに不平不満を零したり、絶望しながら下校する生徒等を教師達は笑顔で見送っていた。
そんな人混みの中に、一際賑やかな集団がいる。
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塩じゃけ(プロフ) - モカァコさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(泣)コメントを下さるだけで十分お気持ちは伝わっておりますよ( ´ ` *) (2020年1月2日 12時) (レス) id: a1c423deca (このIDを非表示/違反報告)
モカァコ - すごく面白いです!やっぱり表現の仕方がめちゃくちゃ好みです!なんだか見てる訳でもないのにその場の想像ができます!私は語彙力が無いですねwww (2020年1月2日 10時) (レス) id: c6bb044a72 (このIDを非表示/違反報告)
塩じゃけ(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます!嬉しすぎて画面直視できませんでした(笑)実際、書く際によく意識する事だったので本当に嬉しかったです。ありがとうございますm(*_ _)m (2019年12月31日 1時) (レス) id: a1c423deca (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 塩じゃけさんの小説は何か引き込まれるようなものがあってとても好きです! 特に煉獄先生が桜を見ている描写などは実際に自分もそこにいる気がして読んでいてとても面白いです! 応援してます! (2019年12月30日 23時) (レス) id: ec8abc2a53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩じゃけ | 作成日時:2019年12月1日 22時