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ゆっくりとこちらを見てそう言った少女は、外の暑さに似合わぬ涼し気な顔をしていた。



煉獄は何故か少女がこのまま透明になっていくような恐怖に駆られ、気づけば彼女の両肩を強く掴んで見下ろしていた。



少女は目を大きく開き唖然とした表情を浮かべたが、それはすぐに動揺へと変わった。





「ッ!すまない!!」





少女の肩は思った以上に薄く、煉獄は今にも折れてしまいそうな感覚に慌てて放した。


当の本人はいきなり掴みかかってきたどこぞの剣道部員を完全に警戒していた。



煉獄は弁解の言葉が見つからず、お互い斜め下を見たまま沈黙が続いた。





「……あの、宇髄先生は、お昼買いに行ってるんで…………」


「……そうか………」





すまない。と続けた煉獄に少女は短く答えた。またも沈黙が続くのかと思いきや、なんとか会話を繋げようと煉獄は言葉を返した。





「じ、実は宇髄に稽古を見てもらおうと思ってな」


「……先生に?」


「!……あぁ!!」





ようやく少女と目が合った煉獄は安心すると同時に頬が緩むのを感じた。

貴方に→←どうしても



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塩じゃけ(プロフ) - モカァコさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(泣)コメントを下さるだけで十分お気持ちは伝わっておりますよ( ´ ` *) (2020年1月2日 12時) (レス) id: a1c423deca (このIDを非表示/違反報告)
モカァコ - すごく面白いです!やっぱり表現の仕方がめちゃくちゃ好みです!なんだか見てる訳でもないのにその場の想像ができます!私は語彙力が無いですねwww (2020年1月2日 10時) (レス) id: c6bb044a72 (このIDを非表示/違反報告)
塩じゃけ(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます!嬉しすぎて画面直視できませんでした(笑)実際、書く際によく意識する事だったので本当に嬉しかったです。ありがとうございますm(*_ _)m (2019年12月31日 1時) (レス) id: a1c423deca (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 塩じゃけさんの小説は何か引き込まれるようなものがあってとても好きです!    特に煉獄先生が桜を見ている描写などは実際に自分もそこにいる気がして読んでいてとても面白いです! 応援してます! (2019年12月30日 23時) (レス) id: ec8abc2a53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩じゃけ | 作成日時:2019年12月1日 22時

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