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季節は夏、私たちは定期試験に追われていた
「だー！もう無理！やりたくねぇ！」
『ちょっと湧、急に大きい声出さないでよ』
「だって意味わかんねーもんこれ、」
颯太くんの家で4人、同じ科目と戦っていたけど
参考書を広げたまま、床に寝っ転がった湧に
何となくみんな集中力が切れちゃって、伸びをしたりすまほを触ったり。
ホント、良くも悪くも影響力の大きい男だ
「そいえば、Aちゃん髪伸びたね」
『え？』
「結んでるの、久しぶりに見たなーって」
「確かに！なんかしんせ〜ん」
確かに言われてみれば、大学では全く髪を結んでないなーって
高校生の頃、ボブの楽さに気付いてから今までずっと肩くらいの長さを保ってたけど、夏はこれが結構暑くて
『今日、外暑かったから』
「いやそれな？まじ暑すぎん？アイス食いてぇ」
「お、湧の奢り？」
「やったぁ〜わくありがと〜」
「おい！なんでだよ！」
あっという間に方向転換した会話に、じゃあジャン負け2人買い出しにしよ！って湧の提案
じゃんけんぽん！って勢いの良い掛け声は一発で勝負を決めてくれた
「最悪だああああああ」
こういうのって、大抵言い出しっぺが負けるものなわけで
しっかり負けた湧と、同じパーを出したあじくんが買い出しに行ってくれることになった
「うっちーはいつものだよね？Aちゃんは？」
『んー、あじくんのセンスにお任せする』
「A？オレは？オレも行くけど？」
『......あじくん、よろしくね』
「了解(笑)」
ひでぇーの、ってちょっと文句を垂れながらもいってきまーすと大きな声で部屋を出ていく湧とあじくんにお願いします、と手を振った
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ucst0307(プロフ) - きいさん» 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです😭何度も読み返します！！ (2021年12月22日 0時) (
レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ucst0307さん» お返事大変遅くなってしまいすいません🙇♂️とても嬉しいお言葉ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけていたら嬉しいです(^ ^) (2021年12月19日 16時) (レス) id: 5fec2377c4 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - コメント失礼します。今一番楽しみにしている作品です！^ ^これからも楽しみに更新待っております♪ (2021年11月15日 0時) (レス) @page39 id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2021年9月25日 0時
