甘い香りの勉強会 vol.1 ページ45
『私の好きな人は______』
そう言いかけたところで、電話が鳴った。
小泉警視からだ。
『お疲れ様です。どうしました?………………はい。すぐに向かいます。』
急ぎ話したいことがあるから急遽庁舎に来てくれ、とのことだった。
突然の呼び出しが多い仕事なのは承知しているが、いくらなんでもタイミングが悪すぎる。
私は慌ててスーツに着替え、出かける準備をした。
『庁舎に呼び出されたので、ちょっと行ってきます。』
「そうか。気をつけてな。」
不満そうな降谷さんに見送られて家を出る。
お風呂に入る前で良かった、なんて思いながら私は車に向かった。
「君に頼みたい任務があるんだ。」
『といいますと?』
「まずはこの写真を見てくれ。私の姪だ。」
『姪御さん、ですか………?』
以前、降谷さんのお見合い相手になったのはお兄さんの娘さんらしい。
そして今回はお姉さんの娘さん。
手渡された写真に目を通すと______
『園子ちゃんじゃないですか。』
「君、園子ちゃんと知り合いなのか。」
『えぇ、まあ。』
二度ほど会ったし、彼女に恋愛相談もした。
正直、あまり顔を合わせることはないと思っていたので話をしてしまったが、関わりが増えるとなると厄介だな。
「姉から彼女の成績について相談されてな。君に、彼女の家庭教師を頼みたい。」
『家庭教師…………私がですか!?』
「君、頭いいだろう?大学も警察大学校も主席で卒業しているし、いつも完璧だ。」
『とはいえ、私が高校を卒業したのはもう10年も前で…………』
「出来るよね?」
圧が強い。
この人、口は軽いしお調子者だが、警察庁警視___警備企画課課長補佐の座についているだけの実力と貫禄はある。
やる時はやる男だ。
「最近やたらと事件に巻き込まれているみたいだから、それについても目を配ってやってくれ。」
『了解しました。』
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雪月(プロフ) - クロコクさん» 指輪ありますか!情報ありがとうございます!過去編は回想のつもりで書いてるので本名バレてないです!家族の件は、まあいっかなって!色々と目をつけていただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2022年6月20日 2時) (レス) @page49 id: ffbd885888 (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 家庭教師の所で夢主本名バラしちゃってない?気のせい? (2022年6月19日 23時) (レス) @page46 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 降谷さんの名前知ってる人少ないのに、家族に名前教えちゃって、いいのかな… (2022年6月19日 23時) (レス) @page39 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 間違えた、ビックジェルで指輪はたまに出るのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page29 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - ビックジェルで宝石はたまに出てるのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page28 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさ | 作者ホームページ:
作成日時:2022年5月5日 21時