招かれた恋人 End ページ44
｢そういえば、ママ呼びなんだな。｣
『…………おかしいですか？』
｢いや？かわいいな、と思って。｣
降谷さんは相変わらず私をからかってくる。
いや、からかっているのではなく、口説いているのだろうか。
それもそれで心臓に悪いが。
『夕飯、家の近くで食べましょうか。付き合ってもらったので、奢りますよ。』
｢いや、野菜と魚を貰ってしまったし早く帰ろう。せっかくだから刺身で食べたいだろ？｣
『ごま漬け丼って知ってます？この前見つけたんですけど、簡単なので作りましょうよ。』
｢美味そうだな。さっそく帰ったらご飯を炊かないと。｣
私は意気揚々とアクセルを踏む。
BGMは行きと同じバンドで、曲は最新のシングル曲だった。
この曲は今の朝ドラの主題歌にもなっていたはずだ。
降谷さんも耳にしたことがあるのか、一緒に口ずさんでいた。
『美味しかったぁ………満足。』
｢それはどうも。｣
夏らしい鶏肉と野菜のしょうが汁もさっぱりしていて、相変わらず降谷さんのご飯は美味しい。
考案力もすごいからいつもつい食べすぎてしまう。
｢気になる人ってのは、今日会った晴人さんか？｣
『え？晴兄……？』
｢やたら懐いていたろ。｣
晴兄のことは確かに好きだったが、それは中学生の時の話だ。
その後私は他の人と付き合っていたし、失恋したかと言われると気持ちが自然消滅したに近い。
まあ、そのぐらいの歳の恋愛なんてそんなもんだろう。
『晴兄は違いますよ。あと、気になってる人じゃなくて好きな人がいるんです。』
｢だとしたら、京極の交友関係は全く知らないし、俺には思い当たらないな。｣
『降谷さんも知ってる人ですよ？』
｢………………風見か？｣
『なんでそうなるんですか。』
降谷さんは、庁舎ではよく風見と話しているだろう、と言うが、それは降谷さんの話をしているだけだ。
あと、一人暮らし時代は風見さんと、美味しいコンビニ飯の話で意気投合していた。
私は少し息をもらし、口を開く。
素直になる、二度目のチャンスだ。
『あのですね、私の好きな人って言うのは＿＿＿＿＿＿』
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雪月(プロフ) - クロコクさん» 指輪ありますか！情報ありがとうございます！過去編は回想のつもりで書いてるので本名バレてないです！家族の件は、まあいっかなって！色々と目をつけていただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年6月20日 2時) (
レス) @page49 id: ffbd885888 (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 家庭教師の所で夢主本名バラしちゃってない？気のせい？ (2022年6月19日 23時) (レス) @page46 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 降谷さんの名前知ってる人少ないのに、家族に名前教えちゃって、いいのかな… (2022年6月19日 23時) (レス) @page39 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 間違えた、ビックジェルで指輪はたまに出るのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page29 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - ビックジェルで宝石はたまに出てるのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page28 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさ | 作者ホームページ：
作成日時：2022年5月5日 21時
