キザなマジシャン vol.5 ページ28
「アンタには敵わねぇわ。つか、そんな強かったならナンパぐらい一人で振り払えたろうに。」
『あんまり人に危害を加えるのも良くないでしょ?』
「あれ、俺に今回し蹴りしたのはノーカンなの?」
『煙幕からこの部屋に来るまでの君のスピードを考えたら、あれくらい避けられるでしょうよ。』
快斗くんは怖ぇ、と怯えてみせた。
彼は床に落ちたモノクルを拾うと、傷がないか確認してはめ直す。
『んで?この宝石は君のお目当てのものかな?』
「ああ、ちょっと借りてもいいか?」
『返してくれるならね。』
そう言って指輪を手渡すと、快斗くんは宝石を月明かりに当てる。
すぐに投げ返してきたので、どうやら探し物はこれではなかったらしい。
宝石は丁重に扱ってくれないか。
「んじゃ、俺はこれで______」
『待て待て待て。逃がさないからな。』
「そんな熱烈な愛を貰っても困ります。」
『私10個下には全く興味無いから。貴方を取り逃しちゃ、私の失態になるでしょうよ。』
窓から逃げようとする快斗くんの腕を掴み、攻防戦を繰り広げる。
私の公安としてのプライドにかけて、ここでみすみす逃がす訳にはいかない。
「ああもう、分かりましたから。」
そう言うと快斗くんは私の腕を引く。
私は快斗くんに連れられ、窓から放り出されてしまった。
え、死んだ?しつこくて殺された?
と思ったのも束の間、私は空を飛んでいた。
『は、ハンググライダー……?』
「私の大事な商売道具です。それと、暴れられると手が滑って落としてしまう可能性があるので、大人しくしていてくださいね。」
いつの間にかキッド口調の快斗くんに、私は必死にしがみついた。
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
ビックジュエル、指輪ほど小さくなくね?という疑問は私も書きながら気づいているので見逃してください。
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雪月(プロフ) - クロコクさん» 指輪ありますか!情報ありがとうございます!過去編は回想のつもりで書いてるので本名バレてないです!家族の件は、まあいっかなって!色々と目をつけていただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2022年6月20日 2時) (レス) @page49 id: ffbd885888 (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 家庭教師の所で夢主本名バラしちゃってない?気のせい? (2022年6月19日 23時) (レス) @page46 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 降谷さんの名前知ってる人少ないのに、家族に名前教えちゃって、いいのかな… (2022年6月19日 23時) (レス) @page39 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 間違えた、ビックジェルで指輪はたまに出るのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page29 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - ビックジェルで宝石はたまに出てるのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page28 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさ | 作者ホームページ:
作成日時:2022年5月5日 21時