【文スト】誰か治で中也を殴って呉れない？

拷.問Timeだよ ページ4

『やほー』

「先輩、遅いです。」

『後免よ、許して御呉れよ。』

「はぁ、此奴等です。」

私の部下、もとい瀬元が指差すのはぱっとしない３人組。

『うーん、自分が何処の組織に所属してるか云える？』

「い、云うか！」

真ん中の１人が声を荒らげる。

私は白衣を脱ぎ、ワイシャツの上にパーカーと云う姿になると初めに話した男を蹴る。

顎を狙って。

『此れ持ってて。』

私がそう云えば瀬元は白衣を受け取る。

瀬元「奥歯に仕込んでいた毒薬は抜きました。」

『流石私の部下だよ。』

瀬元「先輩に仕込まれましたから。」

私より一つ下の瀬元は最近入った新人だが、凄く使える為、私が教え込んだ。

此れがまた私の地位が危うい程出来が善い。

『お前ホントこんな所いていいの？』

瀬元「其の質問何度目ですか。」

「疾く済ませて下さい。」と云う瀬元に「判った。」と云うと対象に近付く。

顎を蹴り上げた奴は何時の間にか回復していてまだ話せそうだ。

『取り敢えず一番物分りが良さそうなお前に聞くわー。
組織の名前は？』

「だから話すわけガッ…ﾊｯ、ｶﾞ､」

『ほら、痛いのヤでしょ？だからさー？』

低めの声で「話せよ。」と云うと右側にいた男がびくりと肩を震わせる。

『へー？其方の方が話しそー。』

ケラケラと笑い乍彼の下へと歩く。

「な、何を笑っテッ、ッ、ァ」

『え？何？後免聞こえなかった。もう一回云って？』

瀬元「遊ばないで下さい？此方は忙しいンですよ？」

『あー、ハイ。』

瀬元の方は見ず、声だけで答える。

仕方ない、颯々と終わらせますか。

( 'ω')ﾌｧｧｧｧｧｧｧｧｱ!!!!!→←三人衆

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