検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:48,178 hit

双黒の子育て ページ2

太宰side

森「君達を呼んだのは新しい任務の為だ。」

中原「俺達2人だけに、ですか?」

まだ二桁に成った許りとも云える12の少年2人に任務とは珍しい。

若干興奮気味の中也を心の中で馬鹿にし乍私は気配のする扉の向こうを見詰めた。

森「入って来なさい。」

『はーい。』

やや高めの声がした後、私が見詰めていた扉が開く。

森「今日からポートマフィアに所属する、」

『司馬Aだよー。』

「因みに司馬って苗字はりんたろーに貰ったんだー。」と云う少女は私達と同い年だそう。

床に着くのではと思うほど長い髪、明らかに裾が長いワンピース。
街で見かければ思わず三度見しそうな少女だ。

中原「此れを俺達にどうしろと…………」

森「育てて欲しいんだ。と云っても、訓練をするだけでいい。学はなくとも常識は有る様だからね。」

『よろしくねー。』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

移動して訓練室。

中原「取り敢えず此れ、打ってみろ。」

そう云って中也が渡したのは真っ黒な拳銃。

いや、待て。

太宰「粋なり打てる訳がっ!」

バンッ

聞こえた音に目を見開き、少女の方へと振り返る。

其処には煙の残る銃と的を見据える彼女。

結果は見事命中。

中原「う、打てたぜ?」

半ば動揺しながら私を見る中也。
勝ち誇った様な困った様な顔をしないで呉れ。

太宰「あ、嗚呼。打てたね。」

反応の仕様が無いじゃないか。

『え?打っちゃ駄目だった感じ?』

太宰「いや、打っても善かったのだけど…………」

気まずい雰囲気の中、彼女が口を開く。

『次は近戦格闘遣りたい!』

「「お、おう/あ、あぁ…………」」

二人見詰め合う事数秒、どちらとも無く吐く真似をし、次の訓練に移った。

三人衆→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪月うさ(プロフ) - sunijyさん» ありがとうございます 参考にさせていただきます(´∀`*) (2017年6月30日 1時) (レス) id: d0b8937e97 (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - はじめまして!たった今いっき読みさせていただきました!内容はとてつもなくどストライクなんですが目がちょっとチカチカします。黒と赤の組み合わせは私も大好きですが目に優しい色にした方がいいと思います。厚手がましいことを申し訳ないです (2017年6月29日 14時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
雪月うさ(プロフ) - うさぎらっぱさん» ありがとうございます!ほんともうこの夢主ちゃん私の生き写しみたいなもんなんですよ(^ω^) (2017年5月14日 13時) (レス) id: 12cff303d6 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎらっぱ - ファァァァァ!と絵文字でお茶吹き出しました。最高。ショタも最高…(鼻血 (2017年5月13日 19時) (レス) id: c9d3db91be (このIDを非表示/違反報告)
雪月うさ@受験生のため更新遅いです(プロフ) - 黒九尾*さん» 返信できてなくてすみません!!満足いただけたら嬉しいです!もう途中から恋愛入りましたけど楽しかったです!ありがとうございます! (2017年2月25日 9時) (レス) id: 8211922cb0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪月うさ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年8月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。