6話 ページ7
翌朝
朝早く目が覚めた私は、工藤邸の中を少し見ることにした。
『やっぱり広いな…。』
工藤邸と言うのにはまさに十分。
ってか迷いそう。
『うわっ、ここが書斎か…。アニメでみたまんまだ。』
ホームズもある!
江戸川乱歩とコナン・ドイルもある!
『すごい…。』
「何してるんだ?」
『わっ!ちょっとこの中を見て回ってて…。』
赤井さんの声が聞こえて振り返ってみると、目の前にいたのでビビった。
てか、顔近い!
「勝手に動き回るな。」
『わかってるって。もう動き回らないから。』
そう言ったら離れてくれた。
はぁ…イケメンの顔が目の前で辛い。
「朝ごはん作るから、座って待ってろ。」
『わかった。』
リビングのソファーに座ってNEWSを見る。
そしたらある事件のNEWSがやっていた。
《昨夜。午後6時頃。通り魔がありました。》
『えっ?』
昨夜午後6時頃って…え、なにどういうこと?
通り魔って私が遭遇した?
「どうした?」
『あ、いや!何でもない!です!』
と、急いでテレビを消した。
通り魔は別の世界で起こったことじゃないの?
私の中で疑問が沢山出た。
109人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:藍棒 | 作成日時:2018年5月12日 18時