オッドアイの女１【名探偵コナン】

ミステリートレイン７ ページ20

私が蘭ちゃん達と別れて、廊下を歩いていると前に黒い服と帽子を被った男が歩いていた


『誰!?あなた……誰って聞いてるのよ！』


私が少しずつ歩み寄ると、その男はﾌｯと笑ってこちらを向いた


「ﾌｯ……相変わらずだな……紫苑……」


『しゅ、秀一……!?』


だ、ダメよ……ここであの人の名前を出したら……

やつらの思うつぼになるかもしれないんだから……


「あれ、紫苑さん？」


『えっ、す、昴さん！？』


「何してるんですか？こんなところで……」


どうしてここに昴さんが……と言おうとしたら、昴さんに手を引っ張られてその男から離された


『ちょ、昴さん……！』


昴「我慢してください」


『我慢って……！』


昴さんに引き寄せられてる状態……我慢できる格好じゃないでしょう！

けど、あの男……秀一とそっくりだったんだけど……何者なの？


昴「紫苑さん」


『は、はい？っていうか、なんで昴さんこの列車に乗ってるんですか!?』


昴「私も知り合いと乗っていましてね……少し気分転換をしていたら、紫苑さんが見えたもので」


『そ、そうですか……』


はぁ……今日は散々だったな……事件には遭遇、組織やらなんやら忙しい

けど、やっぱり昴さんってさ……安心するっていうか……


昴「どうしました？」


『あ、い、いえ！』


秀一じゃないんだから……昴さんは、違う人なんだから……考えちゃダメだ

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