【おそ松さん】チーム対抗喧嘩大戦【不良松】【異能松】 (ページ14)

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帝side

『ねぇ体育館倉庫って何処、何分で着く？』

静かな声で喋るアタシの相棒は落ち着いてる様で内心凄く焦ってる

多分その原因は今おそ松が居る現状にあるだろう

知ってるかお前ら？おそ松が過去に起きた事、誘拐されて、ころされかけた事。

彼奴アレがトラウマで、似たような事あったらヤバい事なるんだよ

勿論それはほかの兄弟にも共通な様で

カラｺ「今からだと…走って2分くらい……｣

『よし、飛ぶぞ』

カラ松の能力を使って今居る奴らを浮かすA

そしてカラ子ちゃんの指示に従いながら透過やなんやらを使いながら全力で向かうA

焦ってる……

帝「A、焦り過ぎると能力が下がる。落ち着け」

『落ち着いてられねぇんだよ！！早く行かねぇと…！』

帝「……」

ま、今回はどうにかなるか…

一ｺ「着いた……」

『おそ松ッッッッ！！！！』

おそ「あ、うぇ、A…？怖い…助けてっ……！」

そこには、目隠しされて状況がよく読めない中頭に浮かんだ語彙を必死に叫ぶおそ松が居た

帝「ッ！！大丈夫かおそ松！？」

今は自分の呼び方とかどーでもいい、大事な友達が傷ついている…

帝「テメェ、どうなるか分かってんだろぅなぁ！？！？あ”ぁ！？」

「ひっ、だ、誰なんだお前ら！！」

『んなのお前に教えてやる義理がねぇ。ぶっ潰す。』

おそ「ハァ…A、怖い、やだぁ！助けて！！」

『一子ちゃん、あのクソ捕らえといてくんない？お願い』

一ｺ「分かった…！！」

一子ちゃんがモブを捕まえてる間にAと一緒におそ松の元へ走る…

『おそ松！！大丈夫か！？』

おそ「無理、怖いッ！！助けてぇ！！！」

帝「おそ松……」

おそ「誰っ！？こ、来ないで！！」

おそ松に近づこうとしたら思い切っきり拒絶された。

そっか……例え幼なじみでも他人だもんね…

今はAじゃなきゃ駄目だよね……

―何もしてやれないのが悔しいよー

Aが目隠しを取るとおそ松は泣きながらAに抱きついた。

これが兄弟愛か……

ってそんな事考えてる暇じゃない！！

帝「大丈夫！？おそ松！」

おそ「あ、う、うぅ…怖かった、怖かった！！」

『もう大丈夫だぞ、大丈夫、俺は此処に居る。だから安心しろ。』

おそ「あ、かひゅ…」

『ほら呼吸しろ、俺と同じ息の仕方して。吸ってー、吐いてー』

おそ「すゥーか、ｶﾊｯ、ﾋｭひゅー……」

頭を撫でながら指示をする相棒が

まるで天使に見えた