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六頁目 ページ17

ザシュッ

異能である夜叉青雪から嫌な音が絶えず聞こえてくる。

人を切った音。

えぐった音。

物凄く不愉快な音。



そんな音が沢山する。


嫌だ、嫌だ、嫌だ、いやだ、いやだ、いやだ、イヤダ、イヤダ、イヤダ

もう聞きたくない……っ!

人を殺したくない……っ!


ッー

私の頬に冷たいものが走った。



電話が切れ、人虎……敦さん以外殺ったかと思うと、
目を開いた。


其処にあったのは


あの大嫌いな血飛沫。

武装探偵社員の酷い死体。


その中に、敦さんが居た。

敦さんは幸いにも息があった


私は袖から海水入りペットボトルを出し、海水を敦さんにぶちまけた。


A「異能力【海の使者】」

そう、唱えると、敦さんと私の周りに、水色の文字が書かれたエフェクトが現れ、
海水が敦さんの傷を癒し始めた。


私の異能…【海の使者】は、海水…又は塩水があれば、どんなに重症でも治癒させることが出来る。

まだポートマフィアには言ってない、私の秘密の異能であり、

ポートマフィアには言いたくない異能でもある。

言ったら絶対に悪用されるから、言いたくない。


敦さんの治癒が終わったかと思うと、敦さんを担ぎ、武装探偵社を去ろうとした。







その時



敦さんが霧のように消え、

もう一度振り返ってみると、其処には、


あの大嫌いな血飛沫も、

武装探偵社員の酷い死体も、


全て無くなっていた。


A「…!?」


一体何故……?


そんなことを考えていると、


隠れていたらしい、武装探偵社員の面々が出てきた


A「……!!」


びっくりしたのと同時に、嬉しかった。

死んでなくて、

殺ったのが幻覚で、

こんな感情…ポートマフィアに知られたら、きっとクビ(処刑)されるだろう。


静かに悟った。


其処で敦さんは口を開いた

敦「君は…本当は、“人を殺したくない”んじゃないか?」


A「……っ」


一歩、後ずさる。


敦「だって、君、幻覚の僕らを殺る時、凄く辛い顔してた」


図星だった。



ほんとは人を殺したくない気持ちも、

幻覚の探偵社員を殺る時も、


苦しかった。

辛かった。

嫌だと思った。


自分を……“呪った”


何故、私と姉様だけ、こんなに辛いことをやらなきゃいけないと、

凄く苦しかった。


ーーーーーーーー
駄作者です!
この度は更新をサボってしまい、
申し訳ございませんでしたァァァァ!!
スライディングm(_ _)m


これからもよろしくお願いします!

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あやねっち - え! 終わり? (2020年5月26日 11時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きをお願いします!どうか!!!続きを!!!!! (2019年4月2日 5時) (レス) id: ad42c5c63e (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 更新再開してください! (2019年1月1日 4時) (レス) id: a851855cc7 (このIDを非表示/違反報告)
キリ - 凄い面白いです!更新再開してほしいです! (2017年8月22日 5時) (レス) id: 21d23993e8 (このIDを非表示/違反報告)
橋元花音 - とっても面白いので更新頑張ってください! (2017年8月20日 20時) (レス) id: 6b0c875c3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆泡祢☆三咲☆ | 作成日時:2017年2月4日 22時

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