【文スト×サーヴァンプ】中原(妹)、家出しました。

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貴様は何者だ、と云う質問の答えを訂正しようと口を開く。

…けれど先に気になる事を聞く。


「先に伺うけれど…その頭の蝶々は？」

「な！っ…リリイ！」


リリイ、そう呼ばれた蝶々はヒラヒラと飛び人の姿へ変化した。


…人の姿であり人ならざるもの。

人間じゃないかな…じゃあ何？


「初めまして、私はスノウリリイ。宜しければひと肌脱ぎましょう…」

「脱ぐなと何時も云ってるだろう！！」


こりゃまた…太宰さん並の変な…

どうやら面倒な人達と関わってしまったみたい…だね。


「(邪魔だと感じれば抹消するだけ…)」

「…はぁ…此奴は色欲のサーヴァンプ、スノウリリイだ。僕はそのイヴ…主人だ。」

「さー…何？まぁ良いや…で、其のなんちゃらって…」

「だから！サーヴァンプ！」


まぁまぁ、と有栖院御園を宥め一から説明を始めるスノウリリイ。


…御園とリリイで良いか。


サーヴァンプ…と云うのは下僕と云う意味と吸血鬼と云う意味の異国の言葉…英語を組み合わせたもの。

つまり此のリリイと云う奴は…吸血鬼と云う事らしい。

サーヴァンプは全員で7人…と、何やら可笑しな奴が居て其の吸血鬼が8人目と云っていたそう。


…申し訳無いが心底どうでも良い。


「＿＿と、此処までですが…大丈夫ですか？」

「えぇ、親切にどうもありがとう…」

「さぁ、次は貴様の番だ。此方は洗い浚い話したからな。」


…仕事の事だけ話せば良いのかな…。

流石にプライベートの事を話すのは気が引ける。

相手も其処までは話していないし。


「其れでは＿＿」


私の軽い情報から話を致しましょう。


名前…は知ってるね、中原A。

年齢は二十…仕事の都合で高校生やってますが仕事が終われば戻る。

…職業は、ヨコハマのマフィアと呼ばれる組織で一応構成員と云う形で入ってる。




＿＿云い忘れたが、構成員と名乗る中原Aだけれど立場は幹部に近い存在である。

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