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10○昼寝 ページ11

部屋に入ってジェジェを机に降ろして、クロも一緒に降ろす。

よし…私は…どうしよう…やる事は無い。

いや、あるけれど…仕事の締め切りは先だ。

だから別に…あぁ、でも少しでも早い方が良いんだよね。

でも今日はもう疲れたし…集中出来そうもない。


あー…眠い…昼寝しよ。


「クロ邪魔…」

「えー…このベッドふかふかで…」

「あーあー…これ私のベッドだからぁ…」


少しうとうとしながら、スペースを取るクロを隅に追いやる。

そうして、私は目を瞑った。





次に目を開けたら、夜。

人間の姿になった寝転がったクロと隅で座るジェジェに…挟まれていた。

両手があったかい…。

まだほんの少しだけぼーっとする…。


「…ねぇ…」


名前を呼ぶのもどうかと思って、ジェジェの裾を引っ張る。

寝起きだから声がおかしい。


「…あなたは、いつ帰るの?」

「…帰り方…知ってるのか…?」

「まぁ…うん…血をあげれば…帰れるよ。」


それだけ言って枕に顔を埋める。

しばらくすると返答が来た。


「まだ…良い…」

「…そっかぁ…そっちは…?」


クロに視線を向けると、あーとめんどくさそうに声を漏らした。


「真昼がめんどくせーし…それにお前今貧血だろ。」

「そうだけどさー…はぁ…」


あまり長く居られると、別れが嫌になるんだよね…。

同じ世界の人?じゃないから…いつかは絶対離れる日が来る。

…長い月日いると、寂しいものだから。


「……。」


ゆっくり起き上がって部屋から出る。

リビングに行くと良い匂いがした。


「…あ、もう起きて大丈夫なの?」

「んー…なんとか…」


ソファにもう一度寝転がってテレビをつける。

特に面白い物はやってない…うーん…。

まぁ適当にニュースでも…。


「夕飯出来たわよー。クロちゃんと…あの蛇ちゃんは?」

「呼んで来る…」

「あぁ!良いよ、あんたは座ってなさい。母さんが呼んで来るからね。」


本当心配し過ぎな気がする…。

まぁ…たった1人の家族だもんね。

兄妹は居ないから。


…お腹空いた。



『久々に母上のご飯だー。おいしそう…!』

11○お出かけ→←9○病院と保護(2)



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ルイヤ - 小説楽しかったです!続編も是非高評価をつけさせていただきますっ♪続編、がんばってくださあぁぁい! (2016年8月25日 9時) (レス) id: af3b7867e1 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ - 小説とっても面白ろかったです!続編とっても楽しみにしてます (2016年8月24日 20時) (レス) id: 160917dc59 (このIDを非表示/違反報告)
冥探偵 - 小説面白かったです!続編楽しみにしてます!(^∇^) (2016年8月24日 18時) (レス) id: 12549d5d6c (このIDを非表示/違反報告)
我猫 - 続編ですか!勿論拝見させて頂きます!この作品好きなので!これからも応援してます! (2016年8月24日 12時) (携帯から) (レス) id: eb7f40f9c1 (このIDを非表示/違反報告)
香霊 - 私、信乃さんの意見に賛成です!!面白かったです(*´ー`*)続編、楽しみにしてます!!頑張ってください(。・ω・。)ゞ (2016年8月24日 11時) (レス) id: 59c22b56e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき花 | 作成日時:2016年7月22日 4時

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