8話 ページ8
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時々雨が降るこの季節。
6月は商売の敵だよ。雨多いとお客さん来ないし、チョコレートの管理も大変になるし。
「うわー、今日も雨かー。お客さん来ないかもなー」
『あ、先輩。おつかれさまです』
「うん。Aちゃんもおつかれー」
雨模様の外を眺めていると、休憩に入ったらしい女性の先輩、花村先輩が厨房から出てきた。
「今日雨結構降ってるし、ほとんどお客さん来ないかもねー。土曜日だけど」
『そうですねー』
ひましちゃうなー、とか考えてたら、先輩が突然パチンと手をたたいて、よし！と言った。
『どうかしたんですか？』
「Aちゃん、チョコ作ろう！」
『え？いやいや、私売り子ですよ！』
なに言ってるんだ。
私、料理とか特別得意なわけじゃないんですけど。
「大丈夫だよ。それに、彼氏くんにチョコ渡す機会があるかもしれないでしょ！」
『彼氏くん？私彼氏いないですよ？』
「あれ？あの子彼氏じゃないの？」
あの子…。
先輩が見たことある人で、私が話したことあるのって……柴咲くんくらい？
『いや！柴咲くんは彼氏じゃありませんよ』
「あ、そうなの？じゃ、次期彼氏候補かぁ」
『いやそれもちがいますよ！』
「はいはい〜とりあえず作ってみよ〜」
私の話は聞き流され、先輩は私の肩を押して厨房に連れて行った。
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煽田(プロフ) - みきさん» 読んでくれてありがとうございました！！いや〜、恋心を自覚してからの2人は長かったですねw楽しんでいただけて良かったです！ (2022年2月15日 6時) (
レス) id: 31411a57ca (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れ様でした！もうずっといつくっつくんだ！ってソワソワしてました！やっとくっつけたみたいで良かったです！微笑ましい限りでした！ありがとうございました！ (2022年2月14日 21時) (レス) @page40 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2022年1月7日 19時
