27話 ページ27
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忙しかった体育祭準備もあっという間に終わってしまい、ついに本番がやって来た。
夏も終わり始める季節だと言うのに、真夏のような暑さ。
ただ立っているだけなのに手のひらに汗がにじむ。
まさに体育祭日和と言ったところか。
まぁ、そうは言っても私は特別盛り上がったりはしない。
だって私、運動レベル"並"の人だし。
そんな、ふざけた天気とよくわからない気持ちに悪態をついたまま、たまきとの二人三脚がスタートした。
まわりのチームは気にせず、二人のペースで一歩ずつ踏み出す。
スタートのぎこちなさは進むにつれて無くなっていき、スピードが上がる。
二人三脚は、親友の私たちにとってとても有利な競技だと思う。
つまり、結果は一位。
自分たちの組の優勝への道に少しでも貢献できただろうか。
続いての競技は障害物競走。
やる気があるのかないのか分からない気だる気なショッピくんにエールを送った。
スタートのピストルの音と同時に生徒たちが走りだす。
めんどくさいだのなんだの言ってたショッピくんも、結局はちゃんと走ってて、なんか笑えちゃう。
1つ目の障害物はハードルで、3つ跳んで先へ進める。
引っかかる人も何人かいる中、ショッピくんは軽々とハードルを超えていった。
普通にすごいんだけど。
それからいくつかの障害物を超え、最後は、横に長い跳び箱のような物を越えてゴール。
これは普通にジャンプするだけじゃ越えられない。
乗って歩くか、手をついて越えるかしなくちゃ行けない。
ショッピくんは、左手を台について、軽々と越えて行った。鮮やかすぎ。
ほんとかっこいいよなぁ。
そのままショッピくんは1位でゴールテープを切った。
クラスのテントから湧き上がる歓声。
女子特有の高音が響く。
やっぱり、自分が競技に参加するのも楽しいけど、観戦するのはもっと楽しい。
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煽田(プロフ) - みきさん» 読んでくれてありがとうございました！！いや〜、恋心を自覚してからの2人は長かったですねw楽しんでいただけて良かったです！ (2022年2月15日 6時) (
レス) id: 31411a57ca (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れ様でした！もうずっといつくっつくんだ！ってソワソワしてました！やっとくっつけたみたいで良かったです！微笑ましい限りでした！ありがとうございました！ (2022年2月14日 21時) (レス) @page40 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2022年1月7日 19時
