22話 ページ22
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「あ！ねこだ〜！」
ゲーセンに着くと、UFOキャッチャーのところに、たまきの好きなねこのぬいぐるみがあった。
「たまきちゃん、ねこ、好きなん？」
「え、あーうん。好き…だけど、私UFOキャッチャー苦手で…」
「じゃあ、取ってやれよ。チーノこういうの得意やろ」
「ぇえ！！俺？できるかな」
へー、チーノくんUFOキャッチャー得意なんだー。
これはカッコいいところ見せられるチャンスじゃん！
チーノくんがお金を入れ、ボタンに触れたとき、ショッピくんが私に寄ってきた。
「二人だけにしてやらん？
俺ら抜けて」
『あー、いいよ。いつ抜ける？』
「んー、タイミング見計らってかな？」
『おっけ！』
さっそく四人で遊ぶという話がウソになってしまった。
そしてチーノくんがUFOキャッチャーが得意というのは本当らしく、ねこを持ち上げて、たまきに渡していた。
「A！見て！」
『よかったね！』
「うん。
チーノくん、ありがとう！」
「いや、全然！」
なんかいい感じじゃない？
この調子で行こう。
『次どこ行く？』
「んー、チーノやりたいゲームある、言うてなかったっけ？」
「あるけど、たまきちゃんたちもおるし…」
うかがうようにたまきを覗き込むチーノくん。
「私は気にしないで！チーノくんのやりたいゲームのとこ行こ！」
「ええの！じゃあ」
チーノくんに続いてゲームところへ向かう。
自然とたまきたちは横並びになって会話を弾ませている。
「今チャンスやない？」
『そうだね。行く？』
「そうやな！」
ショッピくんは私の左手をとって小走りでゲーセンを出た。
…私の手を。
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煽田(プロフ) - みきさん» 読んでくれてありがとうございました！！いや〜、恋心を自覚してからの2人は長かったですねw楽しんでいただけて良かったです！ (2022年2月15日 6時) (
レス) id: 31411a57ca (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れ様でした！もうずっといつくっつくんだ！ってソワソワしてました！やっとくっつけたみたいで良かったです！微笑ましい限りでした！ありがとうございました！ (2022年2月14日 21時) (レス) @page40 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2022年1月7日 19時
