20話 ページ20
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『え』
うそ、それって。
ショッピくんってたまきのこと好きだったの。
どんどん早くなっていく心拍。
落ち着け。
「あ！お、俺やなくて！！俺やないで？！俺の友達、が夕島さん好きらしくって」
『……そっか。そうなんだ』
びっくりした。
気づいたらふられてた、みたいにならなくてよかった。
心臓も普段の心拍にもどっていく。
ところで、ショッピくんは友達って言ったけど、ショッピくんが仲良くてたまきも仲良い人って、私的にチーノくんしかいないと思うんだけど。
『友達って、チーノくん？』
「え、と」
しどろもどろにはぐらかすショッピくん。
『ふふ、たまきの好きな人、チーノくんだよ？
あ、他の人には言わないでね』
「え、マジか」
「そう。友達ってチーノのこと。
チーノも夕島さんが好きなんやって」
なんだ。二人とも両思いだったんだ。
それじゃあ、いいこと思いついた。
『ねぇ、ショッピくん。私、明日たまきと遊ぶんだ。
集合は1時にショッピングモールの前。
楽しみなんだよねー』
思いっきり含みのある言い方。
流石にショッピくんも気づくでしょ。
「はは、そうなんや。
それは…俺らが行ってもええってことやんな？」
ショッピくんは楽しそうに、ニヤっと笑った。
『うん。
むしろ、いた方が喜ぶんじゃないかな？』
「そっかぁ」
おもむろにスマホを取り出して、ショッピくんは何かを打った。
「あ、そうだった。
これちょうだい」
『うん』
たぶん、チーノくんに連絡でもしたんだろう。
いい返事がくるといいけど。
「あ、返事来た。
えっと…遊べるって」
『本当！よかった』
「じゃあ、また明日」
『うん！』
チョコを受け取ってショッピくんは帰っていった。
明日の楽しみが、2倍になった。
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煽田(プロフ) - みきさん» 読んでくれてありがとうございました！！いや〜、恋心を自覚してからの2人は長かったですねw楽しんでいただけて良かったです！ (2022年2月15日 6時) (
レス) id: 31411a57ca (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れ様でした！もうずっといつくっつくんだ！ってソワソワしてました！やっとくっつけたみたいで良かったです！微笑ましい限りでした！ありがとうございました！ (2022年2月14日 21時) (レス) @page40 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2022年1月7日 19時
