13話 ページ13
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外の暑さを感じさせない、最高に涼しい店内で、先輩たちと雑談をしていると、久しぶりに柴咲くんが来た。
「あ、彼氏くんじゃん！
じゃね〜」
『だからちがいますよ』
一か月ほど経っても花村先輩のいじりは変わらない。
なんなら高橋先輩にまで話がいってしまって、この前「Aちゃん彼氏いるのー」
なんて楽しそうに聞かれてしまったのだ。
本当に違うんです！
『久しぶりだね』
「おん。久しぶりに食べたなって。
あ、これちょうだい」
『はーい』
もうだいぶこのお店に慣れてしまったようで、柴咲くんは慣れた手つきでガラスケースの中のチョコを指差した。
会計をしながら、昨日の柴咲くんのシュート姿を思い出す。
『そういえば昨日のバスケ、柴咲くんすごかったね！』
「なんかしとったっけ、俺？」
あの連続シュートをたまたまだとは言わせないよ！
『シュートたくさんしてたじゃん』
「…あー、たしかに。
ま、俺シュート要員やし。動くの嫌いやけどシュートは動かんくてもできるから好きなんよ」
『やっぱり』
やっぱりシュート要員だったか。
みんなが一生懸命になって走り回ってるのを、柴咲くんは「がんばれー」なんていいながら突っ立って見ていた。
柴咲くんは、私の言葉の意味がわかっていないようで、頭にハテナマークを浮かべていた。
『柴咲くんゴール下から動かなかったでしょ』
「え、バレとった？」
バレないとでもお思いで？
あんなに突っ立ってたらそりゃ気づきます。
『そりゃ、あんなに動かなかったら気づくよ』
「いやー、チーノがよく動いとったし、みんなチーノ見とるから、俺立っててもバレへんかなーって」
『私は柴咲くん見てたけどね』
「…………へ？」
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煽田(プロフ) - みきさん» 読んでくれてありがとうございました！！いや〜、恋心を自覚してからの2人は長かったですねw楽しんでいただけて良かったです！ (2022年2月15日 6時) (
レス) id: 31411a57ca (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れ様でした！もうずっといつくっつくんだ！ってソワソワしてました！やっとくっつけたみたいで良かったです！微笑ましい限りでした！ありがとうございました！ (2022年2月14日 21時) (レス) @page40 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2022年1月7日 19時
