今日から家政婦さん!? (ページ2)

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1話ページ2

あやめside

理事長室には理事長と龍と私が集められていた。

理「やぁー皆！あやめだ妊娠したことは知っているね」

皆がうん、と頷いた。

理「そこで新しい生徒会庶務兼家政婦を見つけたんだ！去年のあやめの事もあるから選挙で決めたんだ」

龍「!?聞いてませんよ！」

理「うん、今言った。その子、女の子だけど男女問わず人気が高いんだ。もうそろそろ、来るころだね」

コンコン

貴「失礼します」

理「あ、入っておいで」

そこには綺麗なプラチナの長い髪と碧瞳の日本人離れした可愛らしい女子が立っていた。

あ(まるでツクヨミみたい…)

貴「あの、理事長。家政婦の件について話があると聞いたんですが…」

理「そうそう、龍くんは知っているよね？シャーロットさん。去年の2学期に転校してきたんだ」

貴「初めまして、あやめ先輩。ご懐妊おめでとうございます。微力でありますが、先輩が復帰するまで寮の家政婦をさせていただくシャーロット・シューヤ・サルバトールと申します。ロッティと呼んでください」

あ「あ、初めまして新山あやめです。ロッティちゃんって呼んでもいいかな？」

貴「ええ、ぜひそう呼んでください」

あ「ロッティちゃんは外人？」

貴「ええ、純粋のルーカディウス人です。去年の2学期に留学してきました」

理「うんうん、シャーロットさんとあやめの顔合わせもすんでね。もう一つ大事な話があるんだ。今年は会計がいないじゃない。書記と兼任している茜くんが大変だし、増員したいのだけど、うちの生徒会選挙は人気投票になってしまっているから難しくてねぇ」

龍「生徒の誰からも認められてきちんと仕事をこなす。そんな奴が俺たち以外にこの学校にいますか？」

理「うん、いなかった！けどいないなら連れてくればいいんでよ。去年留学していた子がいたから連れ戻しちゃった！」

コンコン

理「ちょうど来たようだね。入っておいで、蓮くん」

蓮「ふぁ～あのまま音楽室でねちゃった～今度から会計する立花蓮でーす。あっロッティじゃん！やっぱ会った！」

どうやらロッティちゃんとは私達より前に出会っていたらしい。