第25Q 紫原の想い ページ28
_シュッ
シルバー「なんだぁ!?
まさか俺様と1on1で....」
シルバーと向き合う紫原の圧は凄まじかった
それでもシルバーのパワーはそこで終わるものでも無く
__ガコンッ
紫原を振りはらいゴールを決める
『紫原お前…』
Aは目を開く
今の勝負に負けた紫原だが、どこか楽しそうだったからだ
黒子「今の表情は見た事あります。
今まで何度も見てきた...
強敵に挑むことを心から楽しむ火神君そっくりです」
Aもよく知っている。
コートの上でAの実力を前にしても
挫けずむしろ楽しんでいたあの火神にそっくりな表情
才能を持つものとして、紫原はどこか身体にセーブをかけていたのだと思う
あまりの体格差にフルパワーでは怪我をさせてしまうからと。
本気で挑めるシルバーを前に紫原はどんどんとパワーをあげていく
そしてついに
___バシッ
紫原がシルバーを止めることに成功した
「わあああああ」
紫原の勢いはとまることなく
そのまま得点を狙いにゴール下へ
シルバー「なめるなサルがぁ!!!」
シルバーが、ブロックに入るが
紫原「うおおおおおお!!」
紫原はシルバーに怯むことなくパワーを注ぎ
___ガコンッ
そのままボールをゴールに押し込んだ
シルバーとの勝負に打ち勝っていく紫原
差も縮まってきた頃だった
_____ガコンッ
『…!!』
シルバーとゴール下で衝突した紫原は悲痛な声を上げて倒れ込んでいた
紫原をメンバーが囲う
リコ「...どう?」
景虎「ダメだ...落ちた時手首に全体重がかかっちまった...まず間違いなく折れてやがる...」
火神「ざけんな!わざとやりやがったな!!」
ほっておけるわけもなく火神はシルバーにかみつく
シルバー「ああ...?事故だ事故。これくらいの衝突、ゴール下じゃよくあるだろーがよ。不運としかいいようがねぇよなぁ?だが、勝負ってのは最後まで立ってたモンの勝ちなんだよ!!」
不敵に笑う シルバーに苛立たないわけがなかった
紫原「あのカス...捻り潰してやる」
黒子「無茶はダメです紫原君。
交代してください」
紫原「だからオレがやるって言っ...」
紫原がその言葉の続きをいうことはなかった
Aも黒子を見て思わず息を飲む
黒子「キレているのはボクも一緒です。
絶対に勝ちますから」
紫原「わかったよ。
じゃあとはまかすわ〜。
そんかわし、あいつらマジでボコボコにしといてよねー」
黒子「はい!」
想いは黒子に託された
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SEI(プロフ) - むさん» ありがとうございます!やっぱり色々あっても根底の好きは変わらないものですから!!ご愛読ありがとうございました (10月4日 22時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - この作品が大好きです!橙野くんが段々と心からバスケを楽しむようになっていく様子が本当に良かったです。 (10月4日 20時) (レス) @page37 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - なるさん» コメントありがとうございます!じっくり執筆していたので、とても嬉しい限りです! (2023年2月5日 10時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - とても読み応えのある素晴らしい作品でした。 (2023年2月5日 8時) (レス) @page37 id: 285e4df361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2023年1月24日 23時