第17Q 1つのブラフ ページ20
青峰と黄瀬のダブルチームでシルバーを抑えることには成功しているが相手の攻撃力が格段に下がったわけではなく
縮まらない点差
どうすれば＿＿＿＿＿
その時、コートに黄瀬の大きなため息が聞こえた
黄瀬「なーんか、ダブルチームはちょっとやり過ぎだったんじゃないっスかね」
シルバー「あ？」
黄瀬「青峰っち＿＿＿＿＿＿＿
こいつ、俺に任せてくれないっスか？」
青峰「…ったく、じゃあ黄瀬お前先でいいぜ。」
黄瀬「ええ！？
珍しくないっスか！いいんスか！？」
黄瀬は提案こそしたもののすんなり青峰が受け入れるとは思ってみなかったのか驚いた
青峰「先でつったろ、テキトーなとこで代わんだよ！」
黄瀬「あーはいはい」
それだけいうと青峰はすんなりとシルバーから離れ
ゾーンを解除した
シルバー「テメェ…一体どういうつもりだ！？」
黄瀬「いやいや状況考えりゃだいたい伝わるっしょ？
お前ごとき俺1人で十分だっつってんだよ。」
そんな黄瀬の挑発にシルバーは素直に苛立つ
リコ「ちょっと2人共！？」
桃井「いくら何でも調子に乗りすぎじゃ…」
もちろんそんな二人のことをみたら
普通は【余裕をこいている】とみえるだろう
だが、コートで対峙しているAはよく分かる。
あれは、痩せ我慢だと＿＿＿＿＿
景虎「あいつらに余裕なんてねえ。
あれはそれを悟らせないブラフだ。
誤算だったぜ…
この作戦は青峰･黄瀬のダブルチームでシルバーを抑え、
紫原が6番と7番の2人をカバーし、
足りないとこを橙野がスピードで補う予定だった。
だが2人の実力は想定を上回っていた。
紫原の守備範囲を持ってしても止められないほどに…
おかげで一見押してるように見えるが、
肝心の点差が縮められてねえ。そしてもう1つ……」
橙野は近くで見ているからわかる
先程よりも黄瀬と青峰の体力消耗が比ではないことを。
景虎「ダブルチームの方もやはり相手は怪物……
予想以上に消耗が激しく、このままでは2人共スタミナが保たせるべき場面のはるか手前で尽きる」
だから黄瀬は悟った
青峰の温存のために自分を犠牲にして
シルバーを意地で止めることを選んだのだ
若松「それじゃ黄瀬は勝機をつなぐために自分を犠牲にするつもりで！？」
『…
(とはいえあの目立ちたがりな涼太が
自ら損な役回り選ぶとはな…)』
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SEI(プロフ) - むさん» ありがとうございます！やっぱり色々あっても根底の好きは変わらないものですから！！ご愛読ありがとうございました (10月4日 22時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - この作品が大好きです！橙野くんが段々と心からバスケを楽しむようになっていく様子が本当に良かったです。 (10月4日 20時) (レス) @page37 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - なるさん» コメントありがとうございます！じっくり執筆していたので、とても嬉しい限りです！ (2023年2月5日 10時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - とても読み応えのある素晴らしい作品でした。 (2023年2月5日 8時) (レス) @page37 id: 285e4df361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年1月24日 23時
