第13Q ナッシュの存在 ページ16
＿＿＿ﾀﾞﾝｯ
インターバル。
勢いに乗ったヴォーパルソーズに苛立ちを隠せないシルバーは力のままパイプ椅子を蹴り飛ばす
ナッシュ「シルバー 少し黙れ」
ぴしゃりと言い放ったその一言でシルバーは黙る。
他のチームメイトが何を言っても収まらなかった彼がだ。
ナッシュ「頭を冷やせバカが。どんな選手でも３人もつかれりゃ勝手は出来なくなるに決まってるだろうが」
シルバー「だからってよぉ
このまま黙ってやられたんじゃオレの気がおさまらねぇ！」
ナッシュ「安心しろ、後半はもっと暴れさせてやるよ。
要はディフェンスを散らしてやりゃあいいだけだ。
オレが風通しよくしてやるよ」
静かに、でも怪しげに彼は笑った
日向「よくわかんねーけど、
とりあえず収まったみたいだな......」
若松「全く...キレ方も向こうは迫力が一回り違うぜ」
青峰「うっせーだけじゃん」
紫原「ねー」
『……』
あのシルバーがたった一言でおさまった。
何を言ったかはここでは分からなかったけど
さっきまでのシルバーを見ていたからわかる
ナッシュは只者では無いと。
それを感じていたのは
赤司緑間も同様だった
景虎「よぉし オメーら、前半は上出来だ。
後半もこのまま行くぞ！だが、気は抜くなよ。
こんなもんがヤツらの全力なはずがねぇ...
本当の勝負はこっからだ！いいな！！」
『「おう！！」』
インターバルを終えたあと
再びコートに足を踏み入れたA。
それだけでわかる
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ナッシュの空気感が変わった。
警戒は怠らない。
ナッシュのマッチアップをするAは
より集中度を上げてコートを見渡す
【
ナッシュの動きをよく見つつコートの状況を整理する。
『…(俺なら右にパスを…)』
予測を立て身体を動かそうとしたその時だった
＿＿ﾊﾟﾝｯ
『…ｯ!!』
ボールが通り過ぎた音がした
振り向けばボールをキャッチしているジャバウォックのメンバー
読みはあっていた。
でも、反応が追いつかないというレベルじゃない。
予備動作があまりにも無さすぎて
タイミングを図ることが出来なかった
慌てて駆け寄るA
しかし＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿ｼｭﾊﾟｯ
Aの奮闘虚しく
ボールはゴールへ押し込まれる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SEI(プロフ) - むさん» ありがとうございます！やっぱり色々あっても根底の好きは変わらないものですから！！ご愛読ありがとうございました (10月4日 22時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - この作品が大好きです！橙野くんが段々と心からバスケを楽しむようになっていく様子が本当に良かったです。 (10月4日 20時) (レス) @page37 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - なるさん» コメントありがとうございます！じっくり執筆していたので、とても嬉しい限りです！ (2023年2月5日 10時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - とても読み応えのある素晴らしい作品でした。 (2023年2月5日 8時) (レス) @page37 id: 285e4df361 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SEI | 作成日時：2023年1月24日 23時
