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第8Q 暴走する力 ページ11

確かに優勢ではある。
でも僅かにというだけで点差を突き放せた訳では無い

それなのに、体力の消耗は激しい

それほどまでに強い相手なのだと
キセキの世代をよく知るAだからこそ思い知る


黄瀬「まさか、このメンツの全開スタートでも押しきれない相手がいるなんて初体験かも。
正直ビックリっスわー、マジ」
青峰「ああ、最高だぜ、相手にとって不足なしだ」

そんな彼らの様子にAはうずうずしていた

ナッシュ「...まあ、やるっつってもサルにしてはの話だがな

なあ、シルバー」

シルバー「...ああ、そろそろ教えてやるか、
力の差ってもんを」

___ピー

笛がなるその合図とともに第2Qが始まった

『……へぇ。青峰vsシルバーか』

試合開始直後のことだった。
シルバーが青峰と1on1をしかけたのは

青峰「(オレと一対一だぁ?
どういうつもりだ...)」
シルバー「(別にお前を選んだワケじゃねぇ、誰でもいいんだよ)」

シルバー「オレ様に勝てる奴なんていねぇんだからな!!」

かつての青峰のような台詞を吐き捨てたシルバーは勢いのまま青峰を抜かしゴールへ突っ走る

若松「バカな...青峰が抜かれた!?」

Aも脚力からなる速度に自信があるが
青峰の俊敏性と凄まじいものがある。
それでも易々と抜かされた。

ギリギリ間に合った紫原がブロックに向かうも
シルバーに力で押し負ける

『…紫原が?』

シルバー「オイオイ、ちょっとやる気出しただけでこれかよ?
つくづくサルは貧弱でまいるぜ!
ケガしねーように気をつけてやらねぇとな」

嫌味ったらしく笑うシルバー
反撃ののろしとしては十分すぎるほどのパワーを見せつけられてしまった

DFもOFも どちらもパワフルなプレイで
翻弄してくるシルバー

『…(俺の速度では追いつくのは余裕だが
追いついたとこで手出しができねぇのがオチだ)』

そして、挙句の果てにシルバーは
レーンアップをしたかと思えば

_____ガコンッ

力強いウィンドミルダンク

人間業とは思えないそのプレイに
観客も選手も圧倒される

シルバー「見たか!サル共!
お前らには一生できない芸当だろう
努力なんかじゃ埋められない
圧倒的な力の差なんだよ!!」

第9Q 1人で無理なら→←第7Q TIPOFF



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設定タグ:黒バス , 黒子のバスケ , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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SEI(プロフ) - むさん» ありがとうございます!やっぱり色々あっても根底の好きは変わらないものですから!!ご愛読ありがとうございました (10月4日 22時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この作品が大好きです!橙野くんが段々と心からバスケを楽しむようになっていく様子が本当に良かったです。 (10月4日 20時) (レス) @page37 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - なるさん» コメントありがとうございます!じっくり執筆していたので、とても嬉しい限りです! (2023年2月5日 10時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - とても読み応えのある素晴らしい作品でした。 (2023年2月5日 8時) (レス) @page37 id: 285e4df361 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SEI | 作成日時:2023年1月24日 23時

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