第64Ｑ：最後の賭け ページ42
スローインに入った橙野は 【
コートを見つめる。
『(テツヤの位置から離れてて隙がある場所…)』
見つめる先には誠凛と菅原の選手たち。
ボールを獲得しようと藻掻く両者の中に
僅かながらの隙を見つけた
刹那
＿バシッ
伊月が気付いたころにはボールは彼の横スレスレを通って、藤宮がボールを受け取ったところだった。
＿ビュン
コートを駆け出した橙野に向かってボールを投げる藤宮
藤宮｢決めろ、橙野!!｣
レイアップのために、自身のゴールまで駆け抜ける
『(こいつらとのバスケはいつだって楽しくて…それだけで俺はすくわれた。
だから!!この試合、勝つ!!!!!)』
牧田｢A!!!!｣
瀬沼｢橙野!!｣
久遠｢いけ、橙野！｣
『うぉおおおお』
＿ﾊﾞｼｯ
『…テツヤ、何でお前が…！』
黒子｢彼らが君のバスケを信じるように、
僕も信じていますから。
ですが、｣
＿ﾋﾞｭﾝ
【
火神に真っすぐボールが届く。
『火神ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!』
すぐさま切り返して火神のもとまで走った
橙野。
黒子｢これが、最後の賭けです。僕は君を信じてます。火神くん｣
火神｢うぉおおおお｣
限界だったはずの脚は不思議と動いた。
高く高く上へ上へ跳び上がる
橙野も今まで見てきた中で1番高く跳んだ
高尾｢高ぇ…｣
残り3秒
｢いけぇ!!!!!!!火神!!!!!｣
｢いけぇ!!!!!!!橙野!!!!!｣
互いにボールを押し合う。
残り2秒
火神｢おおおおおおおおおお｣
橙野『おおおおおおおおお』
遥か上空で行なわれる2人の熱い戦い。
これがラストバトル。
__ ｢本気でぶつかれば、真っ向からぶつかってくれる人は必ずいます。今はいなくても…｣
『(俺にも…ちゃんといたんだな……。
俺と向き合ってくれるやつらがこんなにも)』
残り1秒
火神｢おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ｣
＿ｶﾞｺﾝｯ
＿ﾋﾟｨｨｨｨ
第4Ｑの終わりの合図が鳴り響いた。
82-83
＿＿＿＿＿＿＿＿勝者は、誠凛高校
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漣(プロフ) - SEIさん» いえいえ！こちらこそ、素晴らしい作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 3時) (
レス) id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 漣さん» 長編の一気読み！！最後まで愛読していただき、ありがとうございます！楽しんでいただけたなら光栄です！ (2022年2月19日 2時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - 今読み終わったのですが、一気読みしました！すごく楽しい、そして素敵な作品でした。ありがとうございました！ (2022年2月19日 1時) (レス) @page50 id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございました！！ (2020年3月7日 13時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - EMIKOさん» いえいえ！設定のとこにアバウトに書き込んできますね (2020年2月19日 23時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無瀬。 | 作成日時：2019年12月3日 14時
