第62Q:才能と限界 ページ40
オレンジの閃光と赤色の閃光が交差する。
笠松「凄ごいな.......」
黄瀬「速すぎて見てる方も追いつかないッスよ。」
目にも止まらぬ速さで、駆け回る2人、
押しては引かれ 引かれては押し の繰り返し
_ガコンッ
_スパッ
どちらかが点をいれれば 取り返すように点をとる。
80-76と 相変わらず4点の差は縮まりはしなかった。
リコ「(このままいってもキリがない
火神くんには悪いけどそろそろ黒子くんを
投入するべきね)」
その時だった。
火神「おりゃぁぁ」
ボールは火神の手から落ちた。
小金井「ガス欠····!?」
リコ「無理もないわ、才能があるとはいえ身体はまだ高校生。ゾーンで才能を広げたところで身体に限界があるのよ。」
「誠凛、タイムアウトです!!」
リコ「火神くん、限界ね。下がりなさい」
火神「限界じゃねぇ…です。まだやれます」
リコ「その脚でどうするつもり。ここで勝てば明日も試合があるのに」
火神「ここで負けたら意味がねぇだろ!!!」
リコ「…!!」
木吉は、火神の肩を叩いた。
木吉「無理はすんなよ。」
リコ「鉄平···」
日向「ダァホ。俺らだって点くらい取れるっつーの。ただ、ピンチの時は頼む。」
牧田「楽しそうだな、A」
『あぁ。久しぶりだ。
ボールをついてるだけで、こんなに興奮するのは。』
もう、彼はバスケから背を向けてたあの頃の橙野ではなかった。
_第4Q 残り 4分。
両者とも気合いが入っていた。
日向「よっしゃ、いくぞ!!!!」
「おお!!」
橙野は審判の目でコートを見つめていた。
彼には、火神と藤宮の間に僅かな隙間があるのが視えた
『ここだ』
完璧なパスコースだった。
しかし__
_バシッ
そのボールは高速のタップパスによって、
伊月に繋がる。
瀬沼「····計算上有り得えない!!」
日向「計算とかそんなんで測れるほど、うちのチームは弱くねぇんだよ。ダァホ。」
伊月の元まで、高速で駆けつけた橙野
伊月「パスに使える目があるのは俺も同じだ。
日向!!」
鷲の目を用いて、
橙野の隙を開き日向へとパスを回す。
瀬沼「なっ!!バリアジャンパー!!」
駆けつけた橙野がブロックに入る
__が、
黒子のオーバーフローによって気を取られた橙野は、
日向にシュートを許してしまう
_スパッ
『テツヤ!!』
「1点差だぁぁ!!」
ついに誠凛は常勝の覇者 菅原の 背中を掴むことができた。
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漣(プロフ) - SEIさん» いえいえ!こちらこそ、素晴らしい作品をありがとうございました! (2022年2月19日 3時) (レス) id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 漣さん» 長編の一気読み!!最後まで愛読していただき、ありがとうございます!楽しんでいただけたなら光栄です! (2022年2月19日 2時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - 今読み終わったのですが、一気読みしました!すごく楽しい、そして素敵な作品でした。ありがとうございました! (2022年2月19日 1時) (レス) @page50 id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございました!! (2020年3月7日 13時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - EMIKOさん» いえいえ!設定のとこにアバウトに書き込んできますね (2020年2月19日 23時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2019年12月3日 14時